パリ・奇跡のメダル


花の都パリの一角に、聖母マリアが出現したというカトリック教会があります。

1830年、この教会の見習い修道女だったカトリーヌ・ラブレーは、
深夜礼拝堂で聖母マリアの姿を見ました。

礼拝堂の中には、ラブレーの見たという
聖母の大理石像が置かれています。


また、聖母の姿はメダルに刻まれて一般に配布されました。すると、このメダルを持つ人の間で、流行病を免れたとか、突然カトリックに改宗したくなったという人が続出し、「奇跡のメダル」と呼ばれるようになったのです。
なかでも有名なのが、アルフォンス・ラティスボンヌの改宗です。ラティスボンヌは熱心なユダヤ教徒でしたが、友人からこのメダルを贈られ、ローマの教会で祈っているうちにこのメダルと同じ聖母の姿を見て、即座にカトリックに改宗したとのことです。

場所は「Rue de Bac(バック通り)140番地」で、百貨店ボンマルシェの真向かいです。地下鉄で行くと、Rue de BacよりもSevres-Babyloneのほうが近いでしょう。バック通りの交差点には矢印もありますが、教会そのものは特に目を引くような案内はない、質素な建物です。


マドンナ・クエストホームへ