マダイン・サーレハの墳墓
「カスル・ファリード」。一つの岩山に一つの墓がある。    二つ並んでいる墓。


マダイン・サーレハとは、「サーレハの町」という意味です。
昔々ムハンマドがイスラム教をおこす前、タムード人の中にサーレハという預言者がいました。
アラーの神はタムード人にラクダを与え、サーレハはみんなにそのラクダを飼うよう伝えたのですが、なぜかタムード人たちはラクダを殺してしまいます。
怒った神は、サーレハと彼に従う人々をのぞき、タムード人を滅ぼしてしまったということです。
現代のマダイン・サーレハは一種の観光地ですが、不吉な言い伝えを持つ土地として、地元民にはあまりいい印象を持たれていないようです。
Reported by 羽仁礼


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