伯家神道Q&A

伯家神道って何?
日本に古来から伝わる本来の神道の教えは、「神祇伯」という、神祇官の長官職を世襲する一族に伝えられてきた。この一族が13世紀末になって姓を「白川」と名乗るようになり、通称「白川伯王家」または「伯家」と呼ばれるようになった。この白川家に代々伝わる神道の教えが、「伯家神道」。つまり、本家本元の由緒正しき教えなのだ。
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伯家神道は今でもあるの?
白川家は明治に入ってから途絶えた。代々口頭で教えを伝えてきたため、伯家神道も一家とともに失われたことになる。
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伯家神道の教えはまったく伝わっていないの?
平田篤胤など、伯家神道の影響を受けた学者や神道の教団があるので、彼らを通じて現代にまで伝わっていると言える。
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どうして伯家神道が話題になるの?
「2012年に日本が滅びる」という予言があるから。「伯家に伝えられた祝の神事を授けられない天皇の御世が百年続くと、日本の国体が滅亡してしまう」というもの。「祝の神事」とは伯家が代々の天皇に伝授する行法のこと。最後にこの「祝の神事」を受けたのが明治天皇で、大正天皇が即位した1912年から100年後が2012年にあたる。
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日本が滅びるとは、実際何が起こるの?
伯家神道に関連した予言から読み解くと、天変地異が起こり、生き残る人間はわずか3パーセントとか。あわや最後か……と思われたときに、「ミロクの世」(天国的理想社会)が訪れるそうだ。
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生き残る方法は?
「祝の神事」はすでに伝わっていないが、国民一人一人がその精神を体現すれば、犠牲が減らせるかもしれない。つまり、異なる宗教、異なる民族、異なる主義などを否定したり憎んだりすることなく、すべて「神を祭る」という共通の目的のもとにあるものと考え、鳥や獣、魚や虫、砂や石までおよそこの世にある森羅万象のすべてを受け入れるという、伯家神道の教えに従うことだ。
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結局、伯家神道の予言って何だったの?
自然と共存することができなければやがて人間は滅びる、というメッセージだったのかもしれない。

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