深緑色をたたえたブキミな水……。 ここは「セノーテ」といって、 私たちの生活に欠かせない水を提供してくれる泉なの。 だから水の神様への捧げ物として、 私みたいな乙女が、泉の中に投げ込まれるのよ。 お風呂で体をきれいにしたあとにね。 これから何百年かのち、高価な宝飾品なんかと一緒に、 私の骨が発見されるわけよね……。
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