ヴァーチャル体験

ある日のチチェン・イツァー


セノーテの泉にて



深緑色をたたえたブキミな水……。
ここは「セノーテ」といって、
私たちの生活に欠かせない水を提供してくれる泉なの。
だから水の神様への捧げ物として、
私みたいな乙女が、泉の中に投げ込まれるのよ。
お風呂で体をきれいにしたあとにね。
これから何百年かのち、高価な宝飾品なんかと一緒に、
私の骨が発見されるわけよね……。


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