M U S I C  D I S C O V E R Y


1999. 4. 17

1 . THE CABBAGE
  TEENAGE FANCLUB

2 . BIG YELLOW TAXI(TRAFFIC JAM MIX)
  JONI MITCHELL

3 . NEVER GONNA LET YOU GO
  SERGIO MENDES

4 . THIS WHOLE WORLD
  BEACH BOYS

5 . FOREVER
  BEACH BOYS

6 . LET HIM RUN WILD
  BRIAN WILSON

7 . DISNEY GIRLS
  BEACH BOYS

8 . IT'S LIKE EVERYDAY
  DJ QUIK ,R.KELLY

9 . ORIGINAL WRAPPER
  LOU REED

10. FOR ALL OF MY LIFE
  ZINGARA

11. ロスアンジェルス大橋Uターン
  センチメンタル シティ ロマンス

12. HOW CAN I APPLY?
  TRASH CAN SINATRAS


Katayose says;<1999. 4. 17 >

みなさんこんばんは、GREAT 3の片寄明人です。
この番組<MUSIC DISCOVERY>は僕、GREAT 3の片寄明人の ミュージック・コレクションの中から、 毎週様々な切り口で本当にいい音楽をたっぷりとみなさんに ご紹介していくプログラムです。今日で3回目なんですけどね、 いろんなジャンルの音楽もかけていきたいと思っております。 新譜あり、レア・コレクションあり、 時にはゲストも呼びたいなと思っております。

そしてこの番組<MUSIC DISCOVERY>ではですね【アーティスト特集】 もあるんですけど、 今週は先週に引き続いてTHE BEACH BOYSの特集です。
ブライアン・ウィルソンが7月に来日することも決まっておりますし、 ここはですね、ビーチ・ボーイズのですね70年代、 結構手に入れづらい時期ですけれども、 その時期の音源を紹介していきたいなと思っております。

<MUSIC DISCOVERY>はいい音楽をたっぷりとご紹介しますので、 どうかみなさんゆっくりと楽しんでください。

それでは今日の1曲目をご紹介しましょう。 TEENAGE FANCLUB。

「THE CABBAGE」

「BIG YELLOW TAXI(TRAFFIC JAM MIX)」

お送りしたのはTEENAGE FANCLUB、 曲は1993年のアルバム『THIRTEEN』の中から。

そしてそれに続いてはJONI MITCHELL。 これオリジナルは1970年のアルバム、『LADIES OF THE CANYON』に入っているんです けども 、かけたのは新しいバージョンですね。 「BIG YELLOW TAXI」これはですね、アメリカのTVムービーなのかな、 『フレンズ』という映画が、、、ドラマだね、映画っていうよりも、 それのサウンドトラックの中に収録されていて、 1995年に出てますね。この曲はですね、 ジャネット・ジャクソンがサンプリングしたりして、 ものすごく有名になりましたけど。最近ですね、 ジョニ・ミッチェルといえばですね、ビデオが再発されました。 『SHADOWS AND LIGHT』という素晴らしいライブビデオなんですけども、 1979年のライブなんですが、ベースにジャコ・パストリアスが参加していて、 ものすごい、これは一見の価値ありですからね、 もし気になる人がいたらチェックしてください。

【リクエスト】まだアルバムも手にしてない (CDとしてリリースされているのでしょうか?) のでどうしても聴きたいSERGIO MENDESの 「NEVER GONNA LET YOU GO」をお願いします。
これね、僕もシングルでしか持ってないんですけど、 調べたらJ-WAVEにCDがありました。これ、 ベスト・アルバムの中に入ってるので探してみたら見つかるんじゃないかな。

「NEVER GONNA LET YOU GO」

久しぶりに聴いたけど、いい曲ですね。

【アーeィスト特集】BEACH BOYS

ここからは【アーティスト特集】、 2週連続でTHE BEACH BOYSをピックアップしてるんですけども、 2週目の今日は、僕が70年代ビーチ・ボーイズのアルバムで一番好きな 『SUNFLOWER』『SURF'S UP』 このふたつが1番2番を争うんじゃないかなと思うんですけども、 それを中心にかけていきたいなと思うんですけども。 こないだもお話しましたようにですね、 ブライアン・ウィルソンが60年代の後半にですね、 極度のプレッシャーからですね、 曲作りとかほとんどできない状態になってしまって、 でもその中でもいくつかきらめくような名曲を残していった ブライアン・ウィルソンなんですけども、 他の兄弟ががんばって70年代を乗り切っていったという話をしたと思うんですが、 じゃね、まず最初にアルバム『SUNFLOWER』の中から聴いてもらおうかな。 『SUNFLOWER』はね、1970年にリリースされたアルバムなんですけども、 その中で唯一ブライアン・ウィルソンの きらめく才能が感じられるのがこの曲じゃないかと思います。

「THIS WHOLE WORLD」

短いね、曲がものすごく。この時代はね、曲が長くても、 そうだね、60年代とか曲が3分、 4分くらいの曲が中心だったんだけれども、このアルバムが出たのが70年、 これ以降プログレとか言って1曲30分とかね、 そういうのもねいっぱい出てくる時代になるんですけど、 僕としてはやっぱりこう、3、 4分くらいの曲がポップスとしては 完成されているんじゃないかなと思ってる次第なんですけども。

同じくね、アルバム『SUNFLOWER』からね、 もう1曲聴きたいなと思うんですけど。これはね、たぶん、 当時のビーチ・ボーイズのファンの中では一番意外だったんじゃないかな。 ドラマーのデニス・ウィルソン、最もね、 曲が書けないんじゃないかともしかしたら、 当時のファンから思われていたらしいんだけれども、 ビーチ・ボーイズのメンバーの中で実は唯一サーフィンが出来る人が彼、 デニス・ウィルソンでもあったんですけどね。 そのデニス・ウィルソンが書いた名曲を聴いてください。

「FOREVER」

この人ね、実はバラードがものすごく泣けるのを書くんですね。 ソロ・アルバム『PACIFIC OCEAN BLUE』 っていうのも出てるんですけど、 それの中には今のような名曲がいっぱい入ってるし、それにね、 ヒストリービデオがあるんですよ、ビーチ・ボーイズの。 その中でね、身体がボロボロになってしまったデニス・ウィルソンがですね、 「YOU ARE SO BEAUTIFUL」、ビリー・プレストンの書いた名曲ですけども、 それを歌う場面とかね、ほんとにね涙が出そうになりますね。 ビーチ・ボーイズの中でも一番の色男を言われた デニス・ウィルソンなんですけどね、映画『TWO LANE BLACKTOP』 という映画にね、実はジェイムス・テイラー と一緒に主演したこともあるくらいのいい男なんですけど、 残念ながら80年代の初頭にですね、海で溺れ死んでしまったんですね。 今残っているウィルソン兄弟は、 2年くらい前にカール・ウィルソンが亡くなってしまったということもあって、 残るはもうブライアン・ウィルソン 一人となってしまったわけなんですけども。

そんなブライアン・ウィルソン が実は来日するというということで、これはほんとにびっくりですね。 まさか本当にライブが出来るとは、、、 実際観てみないとわからないですけどね、アメリカでは何回かライブをやって、 ビデオとかも出ているんでどんな感じかはだいたいわかるんですけども、 やっぱ実際にね、自分の目で観てみないことにはわからないですよね。 是非ね観てみたいという気がしますけども。じゃ、 そんなブライアン・ウィルソンのですね、去年出たアルバム 『IMAGENATION』の中から、 ビーチ・ボーイズの曲を自分でセルフ・カヴァーしている曲があるので、 それをお送りしたいと思います。

「LET HIM RUN WILD」

お送りしたのはビーチ・ボーイズのリーダー、 ブライアン・ウィルソンで「LET HIM RUN WILD」、 これはビーチ・ボーイズの1965年の曲ですけれども、 セルフ・カヴァーしてソロ・アルバムの中に入っておりますけども。

【リクエスト】僕はいろいろ聴くのですが、 その中から1曲ということで、大好きなアルバム『SURF'S UP』の中の美しい曲を。 僕の『SURF'S UP』はこの曲のかなりいいところで 溝が深くなっているのか同じフレーズを繰り返してしまい、 最後まで聴けなくしまっているので聴きたいです。

たぶん、これはアナログ盤なんですね、今、 CDは廃盤になってしまってるんで手に 入りづらいんじゃないかと思うんですけども、たぶんね、 プランとしては今年中にですね、 再発される予定があるということで楽しみにしていてください。

「DISNEY GIRLS」

【ブランニュー・トラック】SOUNDTRACK『LIFE』

続いては最新の音源の中から おすすめのものを紹介したいと思っております。
今日持ってきたのはですね、映画のサントラなんですけど、 タイトルが『LIFE』という映画なんですがね。 これジャケット見るとすぐわかるんですけど、 エディ・マーフィーの最新映画みたいですね。 ここに資料があるんですけど、エディ・マーフィーとマーティ・ローレンス、 僕ねこのマーティ・ローレンスって人ね、知らないんですけど、 この二人のね、これ囚人服ですからね、刑務所の話だと思うんですけど、 脱走かなんかするのかな、ちょっとわからないですけどね、ストーリーは。

一番注目できるのがプロデュースがR.ケリー。 R.ケリーが全面的にプロデュースを手掛けてましてですね、 参加してるアーティストもかなり豪華で、 K-CI & JO JOとかね、MAXWELL***テープ反転中*** これはなかなか使えるCDじゃないかなと思うんですけどもね。

エディ・マーフィーの映画もなかなか面白いですからね、僕、 『ドクター・ドリトル』大好きだったんですけどね、またここで 、、、最近クリス・タッカーにだいぶ芸風がかぶってるっていうかね、 喰われてる感じがしますからね、 ここでひとつ奮起してがんばってもらいたいなと思う次第なんですけど。 この中から、2曲目に入っているナンバーが良かったんでこれいきましょう。 DJ QUIK FEATURING R.KELLY。

「IT'S LIKE EVERYDAY」

「ORIGINAL WRAPPER」

お送りしたのはLOU REED、1997年、 ロンドンでのライブを収録したアルバム『PERFECT NIGHT』 の中から「ORIGINAL WRAPPER」。この曲はですね、 1986年にルー・リードが出したアルバム『MISTRIAL』 の中に収録されていた曲で、当時ラップが一番盛り上がっていて時期でね、 自分こそがオリジナルのラッパーだと、まあ半分ユーモアだと思うんだけどね、 ***にね言葉を浴びせかけるようなナンバーなんですけどね。 ルー・リードは知っての通り ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代からこういう歌い方ですからね、 まあラップっちゃあラップなんですけどね、 まあそのへんの判断はみんなに委ねたいと思いますけど。

【レア・コレクション】ZINGARA

続きましてはですね、僕の持っている【レア・コレクション】 の中から1曲お届けしたいと思うんですけども。レアと言いましてもね、 とりあえずCD化されてないものを なんか1曲かけたいなと思って持って来たんですけども。

今日持って来たのがですね、これは1981年のアルバムで、 ZINGARAというグループなんですけどね。へんな名前ですよね、 ZINGARA、どういう意味かわからないですけどね。 Zから始まるグループってのがまずだいたい珍しいですね。 ちょっと思い浮かべただけでも ZOMBIESくらいしか僕は思い浮かばないんですけど。

これZから始まるZINGARAという名前のグループなんですが、 これ一時期ソウルファンの間でものすごく話題になったアルバムで、 それは何故かといいますとですね、プロデュースが、 レイモント・ドジャー、ラモント・ドジャー、 ホランド=ドジャー=ホランドとして 60年代モータウンの名曲をいっぱい書いた人ですね。ほとんど、 60年代のモータウンの名曲はこの人たちからうまれたんじゃないかという、 ホランド=ドジャー=ホランドのレイモント・ドジャー、 彼がプロデュースを手掛けていまして、でね、 ボーカルをとっているのがどうやらジェイムス・イングラム、 クインシー・ジョーンスの 一連のプロジェクトですごく有名になった人ですけども、 ジェイムス・イングラムがボーカル をやってたんじゃないかと言われているアルバムで、 実際にクレジットはワリ・アリ(?)という名前になってるんですけども、 これはどうみても芸名ですね。で、ほんとは ジェイムス・イングラムなんじゃないかと言われてるんですけど、 これは真偽の程は僕にもよくわからないんですけどね。じゃね、 このね、かなりいいアルバムなんですけど、どれか1曲ね、 選ぶのが非常に難しいんですが、この中から、タイトル・トラック 、、、じゃないな、1曲目のトラックですね、聴いてください。

「FOR ALL OF MY LIFE」

1981年のアルバムから、お送りしました。これボーカルが ジェイムス・イングラムかどうか? 僕はですね、 そう言われればそんな気もするなという感じで、 本当のところはちょっとねわからないですけども。

じゃね、3回目にして初めてなんですけど、 日本のミュージシャンの曲もかけようかなと思うんですけどね、 まあ自分の曲もまだ1回もかけたことないんですけどね、 とりあえず今日は目についたアルバムがあったんで、持って来ました。 センチメンタル シティ ロマンス、1975年のアルバムですね。 プロデュースは細野晴臣さんが手掛けています。

「ロスアンジェルス大橋Uターン」

早くも最後の曲になってしまいました。 先頃来日して、サニーディ・サービスともライブをやったりもしましたね。 TRASH CAN SINATRAS。

「HOW CAN I APPLY?」

お送りしてきた<MUSIC DISCOVERY>いかがだったでしょうか?
今週もですね、 家からいっぱいCDとかレコードもってJ-WAVEに来たんですけど、 1曲でもみんなが気に入ってくれた曲があるとうれしいです。

この番組ではみなさまからのおはがき、 ファックス、E-メールをお待ちしております。 内容はどんなことでも構いません。リクエストでもOKですし、 音楽に関する質問、新譜でこんなのがいいよとかね、 コレクター自慢なんてのもお待ちしておりますし、 アーティスト特集も こんなのをやってほしいとかありましたらどんどん送ってほしいですね。 どんな曲でもかけていきたいと思っているので、 みんなが好きなナンバーがあったらどんどんどんどん送ってください。 そして番組にお便りをくれた方の中から抽選で毎週1名の方に今日、 番組で使用した僕の直筆の選曲リストをプレゼントしたいと思います。

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これからもいろいろな切り口で名曲を たっぷりと紹介していきたいと思いますので 来週もぜひ聴いてくださいね。
お相手はGREAT 3の片寄明人でした。バイバイ。



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