2.R.I.P
   WORDS&MUSIC/片寄明人

14. ♪3DAYS 1997/10/8 18:48:48

はじめは、アイゴンのギターとこまっちゃんのドラムっていう話題性(?)でこの曲聴 いていました。
でもね、わかってきたの。少しずつだけど、とてもリアルに、そして目の前に現実と してね。私、我が儘で自分勝手で馬鹿だけど、わかってきたとき、ただつらかった。 「ROMANCE」から一ヶ月後、20歳になりました。だから何?っていわれそうだけど、 こわかった。

「もう、時間切れ。あなたの人生いままでのくりかえし。夢も憧れも、もう終わり。 あきらめなさい。何もできないなら、苦しみながら死ねばいい。」
誰かが耳元でささやく。
何もできないくせに、「大丈夫。やっていける。まだまだ...」そんなおかしなこと 、妙な自信だけはいつもたっぷりで、「私は、あなたたちとは違う」と、ずっと教室 で胸張ってやってきた。何が違う?
将来のこと現実的に考えていた人の方が今20歳になってうまくやってるんじゃないか と、しあわせなんじゃないかと、くるしまないんじゃないかと、そうしたほうがもっ と楽なのかもしれない。でも、
過去には戻れない。因果応報。覚悟は、覚悟は、、、、、。今日もトイレで「ごめん ね ごめんね」とくり返しながら口の中に指を突っ込む。

この曲聴くと、「もう決めないと、覚悟をきめないと」って思います。そして、こわ くなってしまいます。


13. ♪市村 隼人 1997/10/7 13:48:06

9・26のblitzに行きました。
とてもいいライブでした。


12. ♪♪♪奥田 緑 1997/10/3 22:05:57

最終日ギリギリになりましたが、3曲目の投票です。
わたしは、このロマンスグランプリにおいては、わりとそのときの個人的な感情が投 票する曲に反映されてる気がしてます。
3カ月かけて、アルバム「ロマンス」を味わうとともに3カ月間の自分の感情の動き も見える良い企画であったと思ってます。
さて、本題、R.I.Pに投票した理由。
今日、ふとしたことでとてもやるせない気持ちになった。いろいろ考え事をしながら 「ロマンス」を聴きはじめた。
「R.I.P」が始まったとたん、ハッとした。今日感じたやるせなさの理由がそこに見 えた気がしたから。


11. ♪♪秋田 美香 1997/10/2 23:38:42

いよいよ締め切りなので慌てて投票します。
私の2票目はこの「R.I.P」です。
この曲聴くとまるで自分に向けて歌われてるようで苦しくなってくるのですが・・・ 。
GREAT3ならでは、片寄明人炸裂、って感じですよね。
山本千織さんのコメントもなるほどー、でした。
ということでやはりこの曲に1票。


10. ♪秋庭隆司 1997/9/21 16:55:32

2ndアルバムから重い曲調が増えていますが
この曲を聞いたとき、ものすごく哀しくなりました。
でも好きです。


9. ♪富沢 1997/9/16 20:50:15

この曲って、なんてライヴばえする曲なんだろうと思ったら、めちゃめちゃ好きにな ってしまっていました。
私好みの曲が多いんだよねー。アルバムの2曲目。マイクロ・マシーンも大好きだし 。
歌詞とタイトルは暗くて、片寄節大発揮ってかんじなんだけど、あの曲、サイコーっ す。
あのライヴのコワれた片寄が、またさらにこの曲をもりあげてくれるんだよねー。
そう思いません?


8. ♪和也 1997/9/14 02:02:27

ピアノが突然止まって「苦しめば死ぬまで・・・」ってイキナリ始まってインパクト 大!
「因果応報」って言うまとめがサイコー!!


7. ♪みぽりん 1997/9/13 23:54:10

『ROMANCE』が発売されてからしばらく経ちますが、
「1曲!」というと、いまだ私にはこの曲です。
そう、初めて聴いたときからこの印象は結局変わらないので、
「3回」までのチャンスをくれた2人の配慮はすりぬけてしまいました。

なんで「R.I.P」か?って言ったら、、、一番ゾクゾクするから、だな。
聴いていて理性的ではいられないゾクゾク感におそわれる、
世の中何から何まで白黒つけらるもんじゃないのさ。


6. ♪山本千織 1997/8/28 12:57:14

私の中には『エデン特急』という揺るがない柱が立っていて、
それは本当に自分 のジャスト感、リアリティを想起させるものになっています。
ただそれが何かに 受け継がれていったかというと、
『エデン特急』は『エデン特急』、づっとそこ にある一本の揺るがないものなのです。
(だからこそ彼等もこの曲ができて以来 、常にこの曲を演りつづけていられるのかな、と勝手に思っています。
揺るがな いものとしてそこにあるから。)


それとは別に常に受け継がれていく感情、
(一時期片寄君は「成長」という言葉 を使っていたけど)
それは「諦められるのか?」という感情です。

まだ『Fool & Gang』が『Nobody's Fool』と呼ばれていたデビュー前
<愛してたものはどこにもない それだけが全て“だったのに”>を
<愛してたものはどこにもない それだけが全て“のように”>と、
歌っていた片寄君。(テレビオンエア参by小出さん)

そう、そのライヴオンエアより後に作られた1st『Richmond High』で選ばれた言葉は “だったのに”だった。
そのあと果てしなく続く「諦められるかどうなのか」という感情の系譜。
<何ができる?教えてくれないか>
<本当は見たくもないのに>
<もう一度何もかも信じられたなら>...
その曲の最終的に落ちていくところに大きく関係ある・無しに関わらず、
片寄君はこのような言葉の使い方を選んでいくことになりました。

2nd『METAL LUNCHBOX』でも「諦められるかどうなのか」という感情の系譜は加速を 増して、
否定と肯定が交互に出てくるような、自問自答、要するに「諦められる の?」「諦めなければ」「諦められるよ」
「やっぱり諦められない!」ということを繰り返すことで
なんとか感情のバランスがとれている、というような気がします。

そして(“『崖』”の上から、もしくは傍らに行った気になりながらも)
見ている私たちにとってその感情の、言葉の使い方は圧巻で、
そこにひとつ片寄君の詞に惹き付けられる理由をみつけてしまうことになると思いま す。

そして『Little Jの嘆き』という決定的な詞を経由して
『Last Song』でこの“「諦められるかどうなのか」という感情の系譜”は
ひとつの帰着点を得ます。
それは<あきらめる気はあるかい?>と聞き、<わかりあえるなんてことは
期待しないで>と云い、<永遠なんてありえない>と云っているにもかかわらず
<目の前で笑う君が全てだ><これでいい....>と繰り返し終わっていく。

「“諦められない”ということを“諦める”」という帰着点。

そしてその点から出発したところに『Romance』はありました。


今回この企画が始まったとき私は投票するべきかどうかとても迷いました。
楽しいし、こういう企画ものがあると結構嬉々としてしまう方だし、
しかも大好きなgreat3のことだし。
きっと『Richmond High』ならすぐに投票していた。(あれは本当に楽曲がすばらし い。)

でも『Romance』を一曲一曲でみるのはむづかしい。
確かに素直に「『R.I.P』が一番好きだな。」って聴いたときから思っていた。
でも
“それも『Romance』という流れの中にあるもので、
またアルバム『Romance』そのものも『Richmond High』、『METAL LUNCHBOX』
という大きな流れの中に流れを汲んであるもので。”
という意識が大きく、何かかたくななものが投票することを躊躇させていた。

そんな中で観た2度のライヴ(渋公と札幌のイヴェント)。
特に渋公で観た『UNDER THE DOG』〜『影』という流れは
本当に誰もが言うようにあのライヴの核で、鮮やかで、
「これからもずっとgreat3を観ることになるんだ。」という想いにさせてくれた。
自分の中の『影』という曲がアルバム『Romance』を飛び出して、そこにあった。

そして3ピースの札幌でのライヴで観た『R.I.P』は
正直渋公よりずっとリアリティがあった。少ない音数の中、やたらせつなく
聞こえる片寄君の声のせいだったかもしれない。渋公よりずっと
“『R.I.P』を聴いている”気がした。


『R.I.P』。
「“諦められない”ということを“諦める”」というところで終わった
『Last Song』の次に来るべき曲。まさに“諦められない”ということを“諦めてい る”。

<苦しめば死ぬまで泣いてすがって何度もやり直し
 情け容赦なくて当然こんがらがった人生因果応報>

癒されたいなんてひとつも思っていない。
癒されることがあるなら、それはひとつ、愛されるということだけ。
それがもらえないならあとは最低でも悲惨でも地獄でも、あとはどうでもいい。

私が最近どうしても解せない癒しの多用さ。
みんなどうしてそんなに簡単にお手軽に癒されたいのか。
とことんその痛みとつきあう気はないのか。

私が『R.I.P』に、片寄君の詞にリアリティを感じるのは本当にこの
“あとはどうでもいい”かんじ。
“他のことでごまかして痛みをすりかえることなんてできない。
はなから癒されたいなんて思っていないよ。”と。

“傷”や“痛み”の対局にあるものは決して“癒し”ではなく
“あとはどうでもいいかんじ”。
傷や痛みととことんつきあい、
そして他の日常的なものに関してはめちゃくちゃ欠落していっている自分の気持ちを
驚くほど静観している。
本当に自分の日常なのに他人事。
(いや実際こんな人とつきあったらたいへんと思うんですけど。)

ただこの“あとはどうでもいいかんじ”、“それだけが全て”というところは
私にもう、とてつもないリアリティをもたらします。
震えるほど。



私の中に立つ『エデン特急』という揺るがない柱。
<悲しみも願いも全てがどうでもよくなる時
 失うことは恐くないその手を差し出す夜>
『エデン』の昔(?)から私を捕えていた“どうでもよくなる”という言葉が
『R.I.P』によって、ちょうど2年たってこんなかんじでたどりつた気がします。
(私にとって『R.I.P』って裏『エデン』?)


PS-
『R.I.P』に一票入れるためにこんなに長くなってしまいました。ごめんなさい。読 んでくれた人ありがとう。

でもやはりライヴってすごい。
いろいろな意識や想いがそこで壊れ、また作られていく。そして次にはもうそれとは 決して出会えない。
毎日のように繰り返し聴いていた一曲に想い入れがある分そ こで聴く一曲は新しいものであってほしい。
そんな家で聴いている想い入れなん て裏切るものであってほしい。
いいものであってほしい。
それを本当にやってくれるのがgreat3のライヴだなって思います。
またツアーがはじまります。今度はたくさん演るのでまだ一度も観たことない人は 本当に本当に行ってください。全部ひっくりかえされると思います。絶対かっこいい !


5. ♪あひる 1997/8/12 13:56:09


4. ♪最低の男 1997/8/4 19:39:31

この曲を聞くと自分がだめな人間だという事を改めて痛感させられて、何回聞いても 泣けてくる。あと、自分が今一番好きなBAND「BLOOD THIRSTY BUTCHERS」のドラマー が参加してるというのもなんか嬉しかった。


3. ♪山上仁 1997/7/19 16:24:05

下北251で初めて聴いたときには衝撃が走りました。この曲聴くと悲しくも無いのに 涙が出ます。


2. ♪ミウラ ヨシコ 1997/7/11 05:22:12

わたしはウオークマンを駅のホームで聴きはじめます。そっこーこの曲に入ります。 線路に飛び込みたくなります。だから。毎日よく無事帰宅できてるなあわたし。
ところで「LOVEMEN」をサニーデイの曽我部氏が歌ったらすごいことになるやろなあ なんて思ったり・・・・・・するのはわたしだけやろなあ。


1. ♪たじまっち 1997/7/2 03:59:12

ずばり、もう、詞のインパクトでしょう!
何なんだっ、この人をダウナーにさせる詞は!
やたら前向きな嘘臭い唄が世にはびこる中、このリアリティは凄い!
本当の意味で『救われる唄』なのでは? と思います。
アイゴンのプロデュースもグー!


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