<僕の彼女を紹介します:18>



気を落ち着けて。

たばこを吸いに部屋の外に出ます。

あれは幻だったんだ。
そうに違いない。

そして部屋に戻るとドアを開けた瞬間、目の前には写真のようなおぞましい光景が広がるわけです。
ぶっちゃけわかっていてもびっくりします。

もうしゃべらなくなってしまったまゆちゃん。
いや、まゆちゃんがしゃべったかどうかはもう記憶にない。

僕はシャワーを浴びて悲しみを背負いながら、ゆっくりと部屋を後にしたんだ。

まゆちゃんの秘所だけはかばんにしまって。

こうして僕とまゆちゃんとの関係は終わろうとするのでした。
まあ、いわゆる自然消滅というやつです。

あぁ、まゆちゃん…
僕は君との日々を忘れないよ。


忘れたいんだけど。


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