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No6(2003.1.6) ![]()
2003.1.5 佐藤撮影
江島神社から富士を観る平成一五年一月五日。冬の江ノ島の海には、きらめくような波がそこかしこに立っていた。厚手のコートの襟を立て、行き交う人は、木枯らしに吹かれながら、深いエメラルド色の海の向こうに雪を頂く富士を観ていた。傘のような雲が低くたれ込めて山頂は拝めなかったが、しばし寒さも忘れて、江ノ島の冬の景色を満喫していた。江ノ島の社の杜に独り居て富士撮る我に子らも集ひぬ
ありがたや初春拝す富士山の嶺に傘さす白き雲さゑ江ノ島にうち寄せる冬の波
白波は命の如し寄せ来てはやがて砕けて江ノ島の岸
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NO8(2003.4.29)![]()
NO9(2003.4.29)![]()
2003.4.29 佐藤撮影
義経藤
義経藤は、純白だ。いかにも義経藤の名にふさわしい。今年も義経藤は、すくすくと伸びている。連休まで、さらに伸びます
と、近藤宮司は自慢げに言った。四月三十日は、義経公の命日だ。その昔、日本の歴史を変えた英雄は、この藤のごとく真
白に輝いて、天に召されたのである。藤の花春たけなわと咲き誇り英傑去りし日を偲びたり
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Last update 2003.6.13
H.Sato