2002.6.23 平 泉 高 館
平泉義経公遊行舟下り 源義経公を偲ぶ「義経ウォーク」が、今年も盛大に行われた。今年のハイライトは、義経公の北の方が、再興したと言われる衣川雲際寺で法要をしたことである。その後、前沢町の箱石橋の下から高館に向け、義経公の御神体を乗せて、遊行舟下りを斎行した。その後、一同高館に上り、しめやかに法要を執り行った。楽しいながら、厳粛な一日であった。この写真の中央に朱色の輿に乗った義経公の御神体を守るように金のお召し物を羽織って座っておられるのが柳沢翁である。その姿は97才という年齢を感じさせない清々しいものであった。まるで弁慶のようであったと言う人もいた。 百歳にならぬとすらむ柳翁の大河に遊ぶ影神々し
平泉義経公遊行舟下り 高館義経堂を御神体を乗せた舟がゆく 法螺の音が高館山に木霊して涙の如き雨そ強まる
大河から高館見上げ偲ぶらむ花ある武者の最期の一夜を
義公には桜花手向けぬ、夏は蓮、秋には紅葉、白雪の冬
舟縁に思いの丈を「永訣の月」と描きし画家(ひと)が手を振る
遊行舟下り 高館を過ぎて新幹線の鉄橋付近 判官を偲びて集ふこの河に今日一日の兵遊び つづく |
2002.6.27