勝手神社再建復興へのアピール

御寄付のお願い

勝手神社本殿(焼失前)
 


焼失した勝手神社本殿を袖振山から観る
(2004.11.21 佐藤撮影)

勝手神社再興を祈念して八首

  
悲しけり静御前が一心に祈り舞ひたる社の燃へて
おそらくに白雪積もる舞殿に錦の衣の静舞ひたり
大海人の皇子の吉兆肖(あやか)りて静は舞ゑり雪の社に
九郎はや静気迫の舞ひを見て涙流さむその健気さに
静はや永久の別れを感じつつ九郎の血脈遺さんとすらん
雪深き吉野の峰の結界に九郎消ゆれば静は独り
しずやしず九郎の声に目覚めれば静は独り宿坊に居る
勝手社を再興せんとする人の思ひに感じ袖振山拝す

 
 
義経伝説ホームページを主宰する佐藤弘弥と申します。

このホームぺージをご覧いただいている皆さまに、緊急のアピールをさせていただきます。
実は、去る平成十六年十一月八日、吉野山を訪れ、勝手神社の鳥居をくぐってみると、悲しい光景がそこにありました。檜皮葺で三間社流れ造りの本殿が見あたらないのです。びっくりして近寄って見れば、以下のような看板が立っておりました。

「勝手神社 再建復興 御寄付のお願い」とあり、下には、勝手神社佐藤一彦宮司のメッセージがありました。

それによれば、勝手神社本殿は不審火によって焼失したとの記述でした・・・。

吉野の勝手神社は、大海人皇子(後の天武天皇)が天女の舞を見て吉兆を確信した由緒ある神社です。

後に源義経と共に吉野に逃れてきた静御前は、その故事に敬意を表しながら、義経一行の武運と安寧を祈り、この社殿の前で、法楽の舞を奉納したと伝えられる神社です。その後、およそ四度の火災に遭い、この上の建物は安永五年(1776)に建てられた歴史的な建造物で、県指定の文化財となっていたものです。本来であれば、今年の世界遺産登録により、多くの人々が、世界人類共通の遺産として、素晴らしい本殿の偉容を拝んでいるはずでした。ところが、この社が、不審火によって、平成十三年(2001)九月に焼失してしまったのです。

復興再建には、相当の費用と日数を要します。しかしながら、今だその捻出の目途が立っていないということを、宮司からお伺いしました。居ても立ってもいられない気持です。そこで、厚かましいとは存じますが、全国の皆さまに、再建復興のためのご寄付をお願いするものであります。
 

平成十六年十一月吉日

義経伝説
主宰
佐藤 弘弥
尚、この義経伝説サイトでは、寄付の資金の問い合わせ、受け取りには応じられません。もしお心がある皆さまは、佐藤一彦宮司に、ご一報の上、御寄付の手続きをお取りくださいますように、お願い申し上げます。

連絡先
奈良県吉野町吉野山 勝手神社 吉水神社 宮司 佐藤一彦
電話 07463(2)3024 まで


 


2004.11.25 佐藤弘弥

義経伝説HP