第1話:少女が見た流星

#初回から全開でとばしまくってくれてるヒイロ君の狂態に注目。

地球から巣立った人類は、宇宙コロニーでの生活に、新たな希望を求めていた。.
しかし、地球圏統一連合は、正義と平和の名のもとに、圧倒的な軍事力をもって、.
各コロニーを制圧していった。.
アフターコロニー195年。作戦名、オペレーション・メテオ。.
連合に反目する一部のコロニー居住者達は、流星に偽装した新兵器を地球に送りこむ行動に出た。.
だが、この作戦は、既に連合本部に察知されていた。

「前線の雇われ軍人は、功を焦るものではない」(ゼクス)
「随分と表向きな発言をなさいますなあ」(部下A)
「言っただろ、私は軍人なのだよ」.
  「シャアの劣化コピー君」こと、ゼクス・マーキス、登場。
  最初の頃の物言いにゃ、かなり”できる”と思わせる雰囲気があったんだけどなあ…

  


「あれが新たな戦を産み落とす、戦争の卵と言う奴だ」(ゼクス)
  ヒイロの搭乗した大気圏突入用カプセルを見て嘆息するゼクス。
  中の人は目下、”進路の邪魔になる”という理由のみで民間シャトル撃墜を検討中
  戦争の卵どころじゃなかったね。

「任務変更、了解」(ヒイロ)
  「真性自爆マニア」ことヒイロ・ユイ、遂に登場。
  誰が聞いても気が違ってるとしか思えない狂乱の高笑いとともにリーオーを撃墜し、
  そのまごうことなきキ印っぷりを、容赦なく見せつける。

  
  

「フ…しょせん連合軍は平和に慣れ過ぎている。.
 これからの時代は我々が作ろう。我が組織オズが」(トレーズ)
  
トレーズ・クシュリナーダ閣下、初お目見え。
  
もし歴代ガンダム登場キャラ:ナルシスト部門選手権があったとしたなら、あのシロッコや
  マシュマーをも抑えて堂々第一位に輝くんじゃないかと思うほどアルティメットにナルーなナイスガイ。
  初出からいきなりナルラー御用達ワードの「フ…」を連呼しまくってくれる。

  .

「う……ハッ!」(ヒイロ)
「じっとしていないさい。救急隊が来たわ」.
「見たのか!?」.
「え?なにを?」.
  海岸でのびているところを見られたと分かるやいなや、いきなり自爆を試みるという狂行を
  おこすヒイロ。それが不発と見るや、今度はわざわざこのボンクラの為に駆けつけてくれた
  救急隊員の皆様方を1人残らず殴り倒して救急車を強奪しその場を立ち去るという、ちょっと
  人として考えられないような鬼畜行為にはしりはじめる。

  


「わたくしは…わたくしは、リリーナ・ドーリアン。貴男は?」(リリーナ)
  そんな凶悪極まる犯罪行為が眼前で行われたばかりだというのに、
  優雅に手を差し伸べて「あなたは誰?」 …って、ちょ、おま。コイツも狂ってるわ。

  


「こちらデュオ。メインモーター破壊任務終了!.
 後は撤収時、斬って斬って斬りまくるゥ!(デュオ)
  W唯一の良心ことデュオ・マクスウェルとガンダム・デスサイズ。
  他の4人のケツ拭きばかりさせられる運命にあるこのデュオ君だが、
  何故か腐方面にやたらと人気があるらしい。どうしてだろうか?

  


「発見された以上は見逃せない。スペースポートの破壊が目的だったが、全てを消滅させる(トロワ)
  「単なる自閉症」ことトロワ・バートンとガンダム・ヘビーアームズ。
  無口で寡黙でなに考えてるんだか分からないキャラ筆頭だが、実はシスコン及び自閉症という
  最悪のキャラ属性を二つも抱えているホンモノさん。
 
  


「言ったよ。僕は投降しろって」(カトル)
  カトル・ラバーバウィナーとガンダム・サンドロック。
  いきなりの投降勧告に戸惑ってる相手を、有無言わさずMSごと真っ二つの刑に処して
  初回からそのサイコっぷりをあますことなく見せつける。

  


「俺は五飛。逃げも隠れもしない。この戦い、すぐにケリをつける」(五飛)
  で、しんがりを飾るはチャン・ウーフェイとシェンロン・ガンダム。
  ヘタれさせたら向かうところ敵なしの彼だが、その本質を披露してくれるのはまだ先の話し。

  


お前を、ころす(ヒイロ)
  せっかくリリーナ様がくれたパーティ招待状を本人の眼前でひっちゃぶいて、
  わざわざ泣かせておいてからその涙を優しく拭ってやるという、城崎仁も顔負けな
  色恋営業を仕掛けて、少しよろめかせてからのキメの一言が「お前をころす」って、えー
  リリーナ曰く「なんなの、この人?」だそうだが、これでちゃっかりヒイロに惚れる辺り
  女というものが皆目理解できない。

  


#今日の晒しもの:
 
コイツは下記シーンでヌくことが出来るそうですよ、狂ってますね。

  





第2話:死神と呼ばれるガンダム

#クールなヒイロ様とホットなデュオ君、相反する属性を持つ二人同士の絡みあいに注目。

「次からは早く言え。破らずにお前にやる」(ヒイロ)
  フェンシングの授業中、リリーナの招待状を破いたことに義憤を感じて絡んできた相手
  を徹底的にブチのめしてこの一言。どこまで突き抜けてるんだか。

#今週のダイハード君。
 トラックの下にはりついてるヒイロ。ヤモリかお前は。

  


「我々は名前より実を取る」(ゼクス)
  ウイング捜索に手こずる艦長に対し、わざわざ下手に出てまで協力を申し出るゼクス。
  が、この男の場合、あまりに立派すぎるその言動が、キャラとしての魅力を逆に損なわせている部分アリ。

「死ぬぜえ… 俺の姿を見た者は、みんな死んじまうぞォ〜」(デュオ)
  5人の主人公の中では唯一まともだと思っていたコイツまでもが電波発言しはじめた。
  ガンダムWという作品が過去のシリーズと比べていかにのびのびと作られているかをよく
  示している一幕だと思う。

  


「嘘よ、あれにはきっと、ヒイロが乗っていたのよ….
 でも…だとしたらヒイロは… 星の王子様?(リリーナ)
  5個の隕石が大気圏で燃え尽きたとのニュースを聞いて呟くリリーナ。
  …って「お前をころす」宣言されてる相手をよりにもよって星の王子様扱い?

「敵ではない者に牙を向かない。獣は素直だ」(トロワ)
  サーカス入団を希望するトロワ。
  凶暴なライオンをなでなで一つで大人しくさせるという、ちょっと無理のありすぎる
  パフォーマンスで、団長の信を得る。

  


「リリーナ…」(ヒイロ)
「…ヒイロ」(リリーナ)
(いきなり銃を向けて)深入りしすぎた。さようなら、リリーナ.
  しつこく問いただしていたら、ふと優しい顔をされたので、あ、遂に心を開いてくれたんだ!
  と笑顔になった途端、いきなり銃を向けられ抹殺されかけるリリーナ。かわいそうな子やで…

  

  
「こういう場合、どう見たってお前の方がワルモノだろ? 怪我はないかい、お嬢さん」(デュオ)
  この5秒後、助けた筈の相手に「やめて、この人に何の恨みがあるんです?」と逆になじられ、唖然とするデュオ。
  ちなみにその娘が助けようとしてんの、10秒前に「さようなら」宣言されてた相手ね。かわいそうな子やで…(頭が)

  


「これで…なにもかも終わりだ…! 任務、完了…!(ヒイロ)
  巡行ミサイルの上に乗馬よろしくまたがったかと思いきや、その発射の勢いで軽々と空を舞うヒイロ。
  まだ2話めだってのに、なに主人公自ら率先して話を終わらせようとしてんだか。

  


  しかもその10秒後にゃ単なるドザエモンと化してるし。その上「つづく」て。
  どこからどこをどう見ても到底続くようには見えないところがステキである。

  





第3話:ガンダム5機確認

#ヒイロとデュオ、カトルとトロワ、それぞれの交流を描く回。

「あまりに無防備だ。このナタク、甘く見られたものだ」(五飛)
  連合基地の抵抗が少ないことに対して、一人愚痴る五飛。
  随分と不遜なセリフだが、この思い上がりもまた、のちの凹み具合をより際だたせてくれる
  スパイスのようなものだと思えば、むしろ微笑ましい。

「おい! お前、死ぬ気だな、このやろう!」(デュオ)
「くそーッ、夢見が悪くなるじゃねえか!」.
  ビル脱出の際にわざとパラシュートを開かず、重力の法則に従ってそのまま自由落下していくヒイロ。
  自殺がここまでギャグになるのもヒイロぐらいのものじゃないだろうか。

  


「俺は… 俺は一体何をやっている…!」(ヒイロ)
  もう死ぬ気満々だったヒイロ。 
  が、リリーナの「ヒイロ駄目ーっ」の叫びを聞いて思わずパラシュートを開いてしまい、
  非常に残念ながら今回も生き残ってしまう。
  挙句「俺は一体何をやっている…!」って、いや、そりゃこっちが聞きたい。
  アンタ、本当になにやってんの?

  


「死にたい気持ちは分かるが、あの高さから落ちて死ねないんじゃ、.
 もう少しマシな死にかた、考えたほうがいいぜ」(デュオ)
  
デュオ君、ごもっともな指摘。
  だけど、自爆して死ねず、ドザエモンで死ねず、ビルからフリーフォールで死ねずって、
  もう選択肢自体があまり残っていないんじゃ。

「特尉が教えて下さった。.
 のちの兵士の為に戦え、という精神が、現在の私の行動理念です」(ワーカ)
「我々はあの戦力の前には叩きつぶされるでしょう。.
 工場のデータ班に記録の指示、よろしくお願いします!…のちの兵士達の為に!」.
  自らの滅びを覚悟してまで、ゼクスにトールギスを託そうとするスペシャルズのワーカ。
  ガンダムWって例の5人組なんかより敵側の方が、実は全然「いいもの」なんだよね。

「戦術的にみて、少数を倒すには、退路を断ち、集中砲火を浴びせた方が、確実な戦果をあげられる。.
 この場合、包囲・殲滅という作戦をとった敵の司令官の判断は正しい。.
 だが… こちらの戦力を把握する前に、行動をおこすべきではなかった」(トロワ)
  とかなんとか意味不明なことをブツブツ呟きながら、四方八方の敵を遠慮なく虐殺していくトロワ。
  キチガイに刃物、トロワにヘビーアームズ、とはよくいったものだ。(今、つくった)
 
  


「この武器の力も見ておきたかった…」(ワーカ)
  自分で予告した通り、自らの身を投げ出してまでサンドロックのスペックを探ろうとし、
  あっさり滅殺されて大気の塵と化すワーカ。自己犠牲も大概にしとけと言いたいが、
  「あの壷はいいものだー」ばりの散り際セリフは、なかなかにポイントが高いと思う。

  


「これ以上、私を困らせないでくれ…」(ゼクス)
「トールギスを守る、自分にその任務をやっと押しつけることが出来そうなところなのだ。.
 すまん…屈辱に付きあってくれ….
  玉砕覚悟で戦っている味方を見て助けにいこうとする部下を止めつつ。
  まだ番組が始まったばかりだというのに、これだけ敵方が悲壮で、主人公側が圧倒的な設定って、
  ホント、ありとあらゆる意味でお約束を裏切ってくれる、斬新極まるアニメだとつくづく思う。
 
「早かったな… 俺の死も…」(トロワ)
  殺すだけ殺しておきながら自機が弾切れを起こした途端、近代アニメの主人公にあるまじき
  諦めの良さをフル発揮して、至極あっさり死のうとするトロワ。
  
「戦っちゃいけないんだ、僕達は!(と叫んでコクピットを飛び出す)(カトル)
(手をあげるトロワを見て)止めてください、生身を晒したのは、僕の方が先なのだから.
  熱血軍人のワーカさんをサンドロック御自慢のヒートショーテルで蒸発させておきながら、
  よくもまあそれだけ欺瞞に満ちたセリフを吐けるものだ。しかもこれ計算じゃなくて天然。
  こういうのが一番タチが悪いタイプの電波なんだよな。

  


#今週のマッドネスさん
 まるで爪でも切るかのようなお気軽さで、おもむろに骨折を直しはじめるヒイロ。
 手負いのクマか、お前は。デュオ曰く「考えただけで気分悪くなってきたぜ」だそうで。

  





第4話:悪夢のビクトリア

#五飛の女性蔑視発言に転げまくる回。

「随分、活躍しているそうですね。.
 ライトニング・バロンの噂はこのビクトリアにも聞こえています」(ノイン)
「噂の先行は好きではない。敵には目標とされ、味方には実力以上の結果を期待される」(ゼクス)
  ノインと久しぶりに会話するゼクス。
  それにしてもコイツに「ライトニング・バロン」などという、大層な通り名があったとは。

  


「ゼクス… 一年と22日ぶりですね」(ノイン)
  こちらはノインお得意の決めゼリフ。
  この後、「ゼクス・マーキス。いえ、ピースクラフト… さあ、私に甘えに来たまえ
  というM男属性にはたまらないセリフも飛び出す。

「汚い戦いをするな!MSを狙わずパイロットを狙うとは、それでも男か!」(ノイン)
「聞いたようなことを言う奴だな」(五飛)
「…子供! 少年…あの基地をこの少年が…一人でやったのか…!」.
…女か。だから甘い…!
  男女雇用均等法が幅を利かせるこの時代にここまで前世紀的な物言いってのも凄い。
  さすが五飛、オタクな俺達にゃ出来ないことをやってのけるゥ、そこにしびれるあこがれるゥ

  


女だからさ!(五飛)
  環境汚染が気になって宇宙用ビーム砲の発射に踏み切れないノイン、それを見てポツリと一言。
  あの偉大なる先人の「坊やだからさ」を想起させるがごとき、実に味わい深い名セリフだと思う。

女! 聞こえているか、女!!(五飛)
「子供だと思って気を抜いたお前が、つまらん兵士だと言うことだ」.
弱いものと女を、俺は殺さない.
  そう言い残し、屈辱に全身を震わせるノインをその場にうち捨てて、悠然と去っていく五飛。
  この突き放しっぷり、生っ粋のナチュラルボーン・ドSっぷりがたまらんのじゃよー

  


「なあ、おい!おいってよ!なんだって俺達の行為を無視すんだよ?」(デュオ)
「だってそうだろー?せっかく俺のMSと一緒に直してやるって言ってんのに断りやがって」.
「俺のMSは、他人に触ってほしくない。それだけだ」(ヒイロ)
「よく言うぜ、予備のパーツもないくせに。.
 部品がなきゃどんな腕のいいエンジニアだって修理は出来ないんだぜェ.
 メカはお前の足みたいに力技じゃ直んないんだよー、分かってんのかー?」.
「……………………」.
「ハァ〜 まったく、どうしてこんな奴を助けちまったのかなあ〜?.
 無口で無愛想で無鉄砲で… な〜〜!ヤダヤダ!!.
 もう、俺がお前だったらその暗い性格呪ってとっくの昔に人間やめてるぜ〜!」.
「……おい」.
「なんだよ!今さら協力してくれって言っても遅いんだよォ」.
「……少し黙っててくれ.
  ヒイロとデュオの漫才劇場、その1。
  腐属性の皆さんにおいては、その後
「…はいはい、どうもすみませんでしたァ」
  ブンむくれるデュオのヘタれっぷりに注目いただきたい。

  


「任務だ…! 敵が…ガンダニウム合金を運んでくる…? 了解、明朝任務遂行する」(ヒイロ)
「よォ、こんな機体の状態でどうやって出来るんだよ?出来るわけねーだろ?」.
お前には出来ない。俺には出来る.
  ヒイロとデュオの漫才劇場、その2。
  
「…はいはい、私が悪ゥございました!」とイジけるデュオの誘い受けっぷりに注目。

ヒイロ〜 はやく、わたくしを、殺しにいらっしゃ〜い!(リリーナ)
  海に向かって何を叫んでいるのかと思いきや… よりにもよってこれだよ。
  もはや電波とか天然とかいった言葉では解明できない領域にまで達しておられるようで。

  


「ちょっと褒めたらこれだ、畜生ォォォォ!!」(デュオ)
  一晩でウイングを直したヒイロの手腕に感心するもつかの間、
  自分のMSから部品をごっそり持っていかれたことを知り、絶叫厨としての能力を
  ふんだんに発揮するデュオ。

  


「力のないものが、うろうろするなーッ!」(五飛)
「敵が弱いと… 戦ったあと、虚しくなるんだ… クソォォォォ〜!!」
  よりにもよってただの畜生相手にマジレスした末、一人落ち込んで絶叫するという狂行にでる五飛。
  野犬相手に「力のないものがうろうろするなー」って。冷静に考えたらただの弱いもの虐めじゃん、それ。

  





第5話:リリーナの秘密

#リリーナ、自分の出生の秘密を知るの回。
 あとオペレーション・メテオの目的がドクターJの口から語られたり。

「リリーナ、良く見ておきなさい。.
 あの地球を外から見るということが、どれほど素晴らしいことか」(ドーリアン外務次官)
  「コロニー側からみた地球」という視点で考えられる、数少ない人物であったが、
  この後、レディアンの謀略により、志し半ばにして表舞台から去っていく。合掌…

  


「名前なんかない。どうしても呼びたければトロワだ。トロワ・バートンとでも呼んでくれ」(トロワ)
  カトルに名前を教えてくれと言われて。
  それにしても
「彼はそんなおしゃべりな男じゃない」と、かばったり、
  もし攻めてきたら?と問われて
「それこそ歓迎さ、もう一度彼に会えるってことだろ」と返すなど、
  カトルのトロワに対する熱の入れようがちょっとガチすぎて怖い。

「心を開きなさい…貴男は隠しごとが多すぎる…」(ノイン)
  リリーナのことが気になって仕方ないにもかかわらず、それを隠そうとするゼクスを見て。
  母性本能という観点から考えたら、歴代ガンダム史においても、この人がナンバーワンかも。

「あいつは、わしらの代弁者じゃ」(ドクターJ)
「戦争は人によって起こり、人によって終わらせられる」.
「あいつはわしらコロニー居住者の気持ちの痛みが分かっているのだからじゃ」.
  ヒイロのことを語るドクターJのセリフを一部抜粋。
  ちなみにヒイロ・ユイという名前は本名でなく単なるコードネームで、
  かつてのコロニーの伝説的指導者の名前にあやかって名付けられたものらしい。

  





第6話:パーティ・ナイト

#リリーナを殺したがっているように見せかけて、実のところ思いっきり助けてしまう
 ヒイロのツンデレっぷりがいかんなく発揮される回。

「せっかくの学園祭ですもの、貴男も楽しんでいって。せめてダンスが終わるまで」(リリーナ)
  いきなり銃をつきつけられてもこの余裕。
  何度も殺されかけてるうちにすっかり図太くなっちゃって、まあ。

  


「それが仕事だろ」(トロワ)
  ナイフ投げショーの際、手元を狂わせたキャスリンのナイフをまるで避けようとしなかったことを問われて。
  この後、あらためて謝られてもやはり
「さっきも言った、それが仕事だ」と返すトロワ。
  この感情の欠落度合は一体… お前の血は何色だー!

「トロワ、笑顔、笑顔!」(キャスリン)
  うわー、お姉様属性好きにゃ、たまんないシチュエーションっスねー
  なのに、トリワはまるで動じず。こいつ、本当にサイボーグかなんかじゃないだろうな。

  


「そう気負うな、レディ…」(レディ)
  リリーナを抹殺せんと、民間施設にまで攻撃を仕掛けるオズ。
  良心の呵責に苛まれる部下を一喝した後、トレーズの口調を反復するように、
  自分に語りかけるように呟くレディ・アン。

  


「コロニーじゃ月がはっきり見えすぎて、まるで墓場みたいだった」(デュオ)
「俺はいつまでこの月を見てられるかなあ… へっ、あいつは月なんか見てないだろうけどな。.
 強がってばかりで、あいつももっと人生楽しめばいいのに。生きていられるうちにな…」.
「どうしてるかなあ、あいつ」.
  月見と洒落こむデュオ。
  結局、ヒイロのことが気になって仕方ない辺りに、こいつのガチっぷりがよく表れている。

  


「何をしてるんだ、俺は。こいつは死んでくれたほうがいい筈なのに…!」(ヒイロ)
  オズの攻撃から、咄嗟にリリーナを守ってしまうヒイロ。
  お前、さんざ殺す殺す宣言しておいて結局それかよと。プロシュートの兄貴ならきっとこう言ってるだろうぜ。
  「俺達ギャングはブっ殺すと思ったときには、既にその相手を殺っちまってるもんなんだよぉー」

  


「逃げないで。………お願い、ヒイロ」(リリーナ)
  いつもお高くとまってるリリーナ様の、珍しくも可愛い物言い。
  あ〜もう〜、かーわーいーい〜(ゴロゴロゴロ)(床中を横転)

  





第7話:流血へのシナリオ

#ニューエドワーズ基地襲撃作戦において、まんまとオズの罠にはめられるヒイロ達。
 この回で初めて5人が顔合わせする。

「あいつ、俺の名前、覚えやがった…!」(デュオ)
  ニューエドワーズ襲撃において、強引に共闘を申し入れてきたデュオのことを、
  しぶしぶ認めた際、思わず名前を呼んでしまうヒイロ。
  デュオ君ってば、もう完全に子犬の目ェしてるし、ワンワン☆

  


「どうかな…」(トロワ)
  こちらはカトルから共闘を持ちかけられるも、あっさりつれない返事を返すトロワさん。
  流石はシスコン・サイボーグ:トロワ。ヒイロほど簡単には陥落しないようで。

「突撃あるのみィ!」(デュオ)
  と絶叫しつつ、ビームサイズで一閃。
  ウイングきっての熱血バカ、デュオ君らしい、実に単純な戦法だね。

  


「今日は話していられない、僕の方が不利だから!」(カトル)
  こちらは似非ヒューマニストらしく、いちおう相手にお断りして、それから麗しく一刀両断ね。
  断るのと攻撃を加えるタイミングがほぼ同時なんで、あんま意味ないんだけどね実際。

  


「革命の気配は、己で察しろ!」(ノイン)
  ヒイロ等のニューエドワーズ襲撃のどさくさに乗じて、地球圏統一連合に対してクーデターを起こすオズ。
  本来、こういうやり口が嫌いな筈のノインさんですらこの過激っぷりですよ、怖ッ怖ッ

「はやまるな、若者よ…」(ノベンタ元帥)
  ところが至極あっさりはやまってしまうんだな、これが。
  まあ、ヒイロに関しちゃ、元々その存在自体がはやまってるようなもんだし。

  


「任務、完了…」(ヒイロ)
  というわけで、まんまとオズの策略に乗せられ、連合の平和論者を一掃してしまうヒイロ達。
  そうとも気付かず、「俺できる子」的なしたり顔でお得意の決めゼリフを宣うヒイロさん。
  その後、五飛に新事実を聞かされ、顔面の全神経をプルプルゆわせながら「俺は…俺は…」と白痴
  のように呟くはめになる。そのびっくり百面相っぷりをビフォー・アフター形式でお楽しみ下さい。

  
 → 

#今日の「泣きっ面に蜂」さんは、レディ・アンにアジ演説を強要された末、
 「迫真の演技でした。退場して頂くには少々惜しいとのことです」のお言葉とともに
 飛行機から椅子ごと放り出された挙句、そのままほっとけば地面に激突して死ぬ運命が確定
 しているにもかかわらず、御丁寧にもその落下中にわざわざレイガンで顔面を打ち抜かれるという、
 無惨極まる死に様を晒す羽目となったセプテム将軍に決定〜 おめでとーう

  





第8話:トレーズ暗殺

#オズにはめられたガンダム・チームの逆襲編。そしてあっさり返り討ち。

「誰も信じられないでしょう。私は信じられる。.
 自慢したいの。爆破阻止をやってのける彼を…ヒイロ・ユイを知っていることをね」(サリィ)
  トレーズに一杯くわされ失意に沈むヒイロに、ニューエドワーズ基地の爆破阻止を依頼するサリィ。
  任務了解ジャンキーたるヒイロのツボを、よく心得ている。
  が、ヒイロにとってはこのジョブも「惨めな仕事だ… 俺の、俺のミスだァァ!」だったようで。

  


「安らかに眠れ。怒れるミリアルド・ピースクラフトよ」(ゼクス)
  サンクキングダムの壊滅作戦に関わった連合幹部を始末して、この一言。
  まさか仮面を付けてるその動機までもがシャアと被ってるとはね。ほら、かぶりものだけに
  って、…あ、あれ?
  
  


「レディ・アン。後は任せてくれたまえ」(トレーズ)
  五飛との戦いに苦戦を強いられているレディのMSモニターを、癒し系の草原画像に切り替えた上で、
  自らは剣を構えてこの一言。流石に役者が違うと認めざるを得ない。

  


「私の勝ちだ」(トレーズ)
「殺せ…」(五飛)
(剣をひいて)…よい戦いだった」.
「今、ここで俺を殺さなければ、何度でもお前を殺しに来るぞ!」.
「それは楽しみだ、またお手合わせ願おう」.
(声を裏返らせて)くそォ!」.
  自信満々でトレーズに挑むも、至極あっさり返り討ちにあったその上、情けまでかけられちゃう五飛。
  たぶんノインが見たら手を叩いて「アハハハハ」って感じで喜ぶに違いない場面ナンバーワンだと思う。

  


#今日の負け犬君
 その後、トロワに「おい、返事をしろ」と声をかけられても無言のまま、海の底へ静かに沈降していく五飛。
 挙句の果てに、この上なく優しい声で「分かった、もういい」とまで言われてしまう始末。無様ここに極まれり。

  
.




第9話:亡国の肖像

#トールギスの凄さをまざまざと見せつけられる回。
 オズによる地球圏統一連合へのクーデター戦線はますます拡大の一途を辿るばかり

「どういうつもりだ」(ヒイロ)
「俺は普通にしているつもりだが(笑)(デュオ)
「目立ちすぎる…」.
「隠すより、自然に行動してたほうが怪しまれないと思うがな。お前も普通の学生生活、満喫しろよ?」.
「俺を巻き込むな」.
「それから、邪魔をするな、だろ?」.
  へたれ攻めデュオ君×誘い受けヒイロ君、愛の劇場パート… えーと、いくつだっけ?
  ヒイロと一緒の学校に入ってきた上で、体育の授業じゃ目立ちまくっちゃうというね。
  この辺りでようやくヒイロを自分のペースに巻き込むことを学習したようで。

  


#今週のトールギス:
 全てのMSの原型となったと言われるトールギスと、その圧倒的性能に振り回されることになる
 二人の男達のセリフを、下記に一挙羅列。

「ゼクス特尉、お待ちかねのトールギスは相当な暴れ馬ですよ…!」(オットー)
「このMSに自分の可能性を賭けてみたいのだ」(ゼクス)
「殺人的な加速だ…!」.
(フルスロットル後)死ぬな…このままでは…!」.
「このMSの性能をもってすれば、どんな敵も倒せる」.
「だが、弱点もある。パイロットが生身の人間だということだ…!」.
「乗り手のことなど完璧に無視している」.
「考えうる全ての戦闘パターンにおいて、たった一機でも完璧に勝利できる性能を与えられたもの」.
「戦闘用MSでなく、決闘用というべきか」.
「乗り手の潔さがあって、始めてその性能を使うことができる」.
「あの設計思想はガンダムと同じ筈だ」.
「全てのMSの原形となったトールギスの無謀な設計は、ガンダムが受け継いでいる。.
  だから私は乗りこなさなくてはならない。ガンダムを倒す為にな」.
「特攻機なのだ、トールギスは… ならばガンダムの行動も理解できる。..
  あいつらは死に値するフィールドを探している…!」.

  


「トレーズ様、次の攻撃目標は、いかがいたしましょうか」(レディ)
「戦い続けよう。そして勝てばいい」(トレーズ)
「では、地球圏制覇ということで、よろしいでしょうか」.
「十分だ。それでオズは嫌われる。世界の標的になれるということだ」.
「トレーズ様…」.
「嫌われ者は強くなくてはならない。オズにとってもよい励みになるな」.
  結局のところ、なにがしたいのかがまるで読めないトレーズ閣下。
  ワインをくゆらしつつ、おなじみの意味不明電波をまき散らす。

  


「僕も含めて5機だ。たぶん全機とも、名前はガンダムだよ」(カトル)
「全機とも、ガンダム?」(ラシード)
「彼等は過激で危険だけど、言い人たちなんだ」.
「なぜ、そんなことが分かるのですか?」.
…僕には分かる、宇宙の心が教えてくれる.
「宇宙の心?」.
「宇宙の、心が…」.
  トレーズ様がワインならば、こっちはこっちでコ−ヒ−飲みつつ真正電波発言。
  「宇宙の心が教えてくれる」って、もう、あからさまに妙な電波を受信しすぎてるし。

  


「無口な子には、無口な友達が出来るのね」(キャスリン)
  いやいや、キャスリンさん、それたぶん違いますから
  かやたもともと単なる失語症で、かたや落ち込みのあまり口が聞けなくなってるだけですから。
  でもって、やっと口を開いたかと思えば「俺にはナタクにのる資格がない…」
  返す方は返す方で「そうか…」 なにこれ? 無口にも程がありすぎますって。

  


「このトールギスなら、サンクキングダムの中枢施設を抑えられます」(オットー)
「私は、トールギスの力を、良く知っていますから…!」.
「やめろ、死ぬぞ!」.(ゼクス)
「ゼクス特尉の為ならそれでも構いません。貴男の夢に私も協力させてください!」.
「オズの為でなく、貴男の為に働きたいのです!!」.
「オットー…!」
「命と交換で、勝利を得てまいります…!」.
  主人公、敵方双方の主要キャラ像があまりに濃すぎるが故、ほとんど目立たなくなってしまった
  脇役勢の中で埋もれずに光を放っている、いや放っていた、数少ない人物。
  この後、トールギスごと特攻し、星になる。散り際のセリフは「ゼクス王、万歳ーッ!」…合掌。

  


「再びこの地に立つまで、13年もかかってしまいました。.
 お許しください、父上。そして、その為に多くの血が流れました。.
 私は完全平和主義の貴男の教えに、背く生き方しかできませんでした。.
 私の手は、血に汚れすぎている…そんな私が、ピースクラフト王家を継ぐわけにはいかない」.(ゼクス)
「しかし、あいつならきっと、父上の理想とした国を継げる筈だ。.
 私はその為に戦います。 不出来の息子を、お許しください…」.
  第9話にして早くもその仮面を脱いで素顔を晒してしまったゼクス。
  シャア模倣キャラ一号として華々しくデビューを飾るも、あえて仮面を被せるほど意味があるキャラ
  でもないということに、製作陣側も早々と気づいていたようで。(2号はカロッゾ、3号はクルーゼ)
  ちなみにこの場合の「あいつ」とはリリーナのことね。

  





第10話:ヒイロ、閃光に散る

#5機のガンダム壊滅を目的とした、トーラス移送作戦開始。
 10話にして、はやくも前半の正念場が。

「俺は…今の俺は戦うことが出来ない…叱ってくれ、ナタク」(五飛)
  あんだけ偉そうに「女、聞いているか女!」とか言ってた奴が、今やこの凹みよう。
  なんかもう、ただの機械に向かって語りかけ始めちゃってるし。

  


「やめろ、ガンダム01。我々には、キャノンもビームライフルも必要ないだろう」(ゼクス)
「最強の敵として認め合い戦う。この申し出を受けざるをえまい。ガンダムのパイロットとして!」.
  そう言い放ってビームライフルを破棄するゼクス。相変わらず青臭い男こと言う男だ。
  まあ、この申し出をあっさり受けるヒイロもヒイロなのだけど。

  
 

「不粋な真似をしてくれる!」(ゼクス)
「戦えんだろう、貴様らは!」.
  レディ・アンの指示により、自らが属するそれぞれのコロニーを人質にとられてしまうガンダムチームの面々。
  そして、その行為に何故か激昂するゼクス。あんた、本来なら敵方だろうに。

  


「降伏はする、しかしガンダムは渡せん。繰り返す。降伏はする、しかしガンダムは渡せん!」(ドクターJ)
任務、了解…!.
  ドクターJの命令を聞いた途端、顔色一つ変えずに、ガンダムWもろとも自爆するヒイロ。
  10話にして主人公がこの有様って… しかもこの絵ヅラって… いくらなんでもこりゃないわー

  

  


「あのパイロットはここまでやれるのか…!」(ゼクス)
「コロニーと引き換えに自爆だと?」(レディ)
「ためらいもなく、命を捨てるとは…」(ノイン)
「はあっ…! 痛い…! 体が…心が…!」(カトル)
「覚悟がなければもう戦えない。こいつは全てを受け入れた」(トロワ)
「コロニーが盾にとられたから…」(デュオ)
「これ以上は戦えない…」.
  なんのためらいも見せず自爆を選択したヒイロの行動に、衝撃を受ける両陣営。
  ドサクサにまぎれて、パニック障害おこしてるカトルのメンヘル気質に注目。

「これで済むと思っているのかガンダム!そしてノイン特尉!」(レディ)
「特佐、トレーズ閣下から連絡が入りました」(ノイン)
「かせ!」.
(レディの手をガードして)…特佐、ことは全てエレガントに運べ、とのことです」.
エレガントに、レディ?.
  
受話器を奪いとろうとするレディの右手を強引にガードして、とどめの一撃を放つノイン。
  「お前なんかにゃなに一つさせてやらないね」って感じの意地悪テンションに萌えツボ突かれました。

  


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