V30 Peripherals

NECはV30/V20用の周辺LSIとして、8080系の周辺LSIをCMOS化して販売していました。そのほとんどは元となった8080系周辺LSIと互換性があり、低消費電力である割に高速な周辺LSIが必要な場合に役立ちました。逆にいえば、通常の8080系周辺LSIをV30/V20に接続して使うこともできたわけで、コストが重要な場合にはそうしていました。
私は、というと、安いのがいいやってんで、実はあまり持ってません。ここでは、その少ない手持ちのLSIをお見せします。

uPD71054, uPD71055, uPD71059
上がuPD71055で左下がuPD71054、右下がuPD71059。
 

uPD71055は8255A PPIのCMOS版です。uPD71054は8254AをCMOS化したタイマ・カウンタで、uPD71059は8259A PICのCMOS版です。

uPD71071
uPD71071。

uPD71071はDMACで、8080系のDMACが16 bitアドレス空間しかサポートしていなかったのに対し、きちんと20 bitアドレス空間に対するDMAができたという点でユニークでした。

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