Newsletter: 日本音韻論学会

第3巻第2号 (通巻8号)1999 年 7 月 28 日発行
__________

ご挨拶

今回は、以下の資料等を添付いたしましたので、お確かめください。

「1999年度日本音韻論学会会員名簿」

「音韻論フォーラムプログラム」

「会計報告」

「会費納入のお願い」

「Phonology Forum 2000 の開催地についてのアンケート返信用ハガキ」

(一部の資料は Internet 版からは参照できません。ご希望の方は、是非、本学会に入会ください。)

__________

春の大会の報告

1999年6月18日(金)東京都立大学(東京都八王子)91年館多目的ホールにおいて、春の大会(日本音韻論学会第5回研究発表会及び第3回総会)が行われました。

[研究発表会] 川崎貴子 (立教大学) Spreading and Final Exceptionality、Philip Spaelti (神戸松蔭女子学院大学) Mimetics and the structure of the Japanese lexicon、北原真冬 (インディアナ大学大学院)「発話リズムの研究と力学系理論:予備的考察」Rhythm in speech production and the dynamical systems theory: a preliminary analysisの3論文が発表され、それぞれ、活発な議論と質疑応答が行われました。

[総会] 総会では、次の議題が取り上げられました。

(1) 1998年度事業報告・会計報告

(2) 1999年度事業計画(案)

(3) 音韻論フォーラムの会場について

(4) その他

まず、1998年度事業報告(資料1)および会計報告(別紙資料)が、事務局よりなされ、承認されました。次に、1999年度事業計画(案)(資料2)が事務局より示されました。(事業報告、事業計画(案)は、下に資料1、2として示しました。会計報告は別紙資料としました。ご覧ください。)さらに、事務局より、会費値上げについての理事会での議論の結果が示され、質疑応答の後、以下のように、承認されました。

次に、音韻論フォーラム2000 の会場に関して、理事会の案が紹介され、議論の後に、参加者の皆さんには、アンケートに答えていただきました。会員総会にご出席いただかなかった方は、下の記事「Phonology Forum 2000 の開催地に関するアンケート」をお読みになり、是非、アンケートにお答えいただくようにお願いいたします。

その他として、本学会の活動を広く知らしめるためにも、是非、『音韻研究』を会員の皆さんの所属機関の図書館、研究室などで、できるだけ継続できるように、定期購入(無理であれば、単年発注)してもらえるように働きかけていただくように学会から提案がなされました。『音韻研究』の売り上げの一部が印税として、本学会の収入になることもあり、ご協力お願いいたします。

__________

Phonology Forum 2000 の開催地についてのアンケート

以下の記載を良くお読みになり、同封のアンケート返信用ハガキにより回答をお寄せください。締め切りは、8月末日といたしますが、多くの方からお答えをいただきたいので、期日に遅れた場合でもできるだけ早くお送りください。

Phonology Forum は、日本音韻論学会の公式の企画として、一昨年および昨年と9月の始めに神戸大学を会場として開催されてきました。その以前も、関西を中心に開催されていた経緯があります。

学会の公式の行事ということもあり、会場を一個所に固定するのではなく、年度毎に会場を移してはという意見も聞かれるところから、来年度の会場を決定するにあたり、会員の皆さんに広く意見をいただくことになりました。

現在、開催地の候補として、関東地区、関西地区、山口の可能性が、理事会で検討されています。関東地区、または、関西地区で開催される場合は、従来の通り、宿泊・食事は、各自で確保していただくことになります。山口で開催される場合には、宿泊施設(旅館・ホテルなど)を確保して、合宿スタイルで開催される予定で、宿泊費用は一泊あたり、七千円ほどで、食事代なども含め、二泊三日の参加ですと、二万円弱かかるものと見られます。また、学会で確保した宿泊施設にお泊りいただくのが原則となります。

いずれが開催地として選ばれた場合でも、開催の時期は、9月の初旬になる予定です。

__________

音韻論フォーラム1999

恒例になりました音韻論フォーラムが,今年の秋も下記の要領で開催されることになりました。今回の招待講演には1997 年に出版されました最適性理論の概説書Optimality Theory: An Overview (Blackwell) の著者のお一人である Diana Archangeli 博士(University of Arizona)に連続講演をしていただけることになりました。さらに、最近博士論文をお書きになった3人の方に講演をいただきます。また、8件の研究発表が予定されており、活発な議論が予想されます。みなさまお誘い合わせの上,ぜひともご参加ください。

【日時】9月2日(木)〜4日(土)

【会場】東京都立大学国際交流会館大会議室

【参加費】会員:無料

非会員:一般 3,000 円 学生 2,000 円

(この費用で、3日間の内いずれの講演・発表にも参加できます。ただし、懇親会の費用は別途申し受けます)

【特別講演】各60分(+質疑応答30分)

2日16:05 Diana Archangeli:

""On Evaluation""

3日16:05 Diana Archangeli:

" Aligning to Prosody "

【博士論文講演】各60分(+質疑応答30分)

3日11:00 片山素子:

" Loanword Phonology and Richness of the Base "

4日11:00 岡崎正男:

「文アクセント:意味論と音韻論の接点」

5日 16:05 深澤はるか:

" OCP Effects on Features in Optimality Theory "

【研究発表】8件:各50分

【懇親会】3日18:00-20:00(懇親会の参加費は、一般3000円、学生2000円を予定しています。)

なお、研究発表の詳細については、同封の「音韻論フォーラム 1999」をご覧ください。このプログラムは,下記の URL でも公開しております。

http://www.st.rim.or.jp/~honmat/forum-99.html

万が一プログラムに変更があった場合は、上記の URL でお知らせします。

__________

会費納入について

まだ、会費を納入していただいていない方は、できるだけお早めにご納入下さるようお願い申し上げます。今年度中(2000年3月31日付まで)に完納されないと、『音韻研究第3号』の無料配布を受けることができませんので十分ご注意下さい。

通常会員 5,000円(常勤,非常勤など)

学生会員 4,000円(学部生,院生など)

維持会員 10,000円(会長,副会長,理事など希望者)

賛助会員 10,000円(出版社など)

納入方法には基本的に次の2つがあります。

⇒A 郵便局で下記の振替口座に振り込む。

・ 口座番号:00180-6- 402077

・ 加入者名:日本音韻論学会

⇒B 講演会などの会場で担当者に直接手渡す

(領収証を発行します)。

海外からの送金方法については事務局の横谷までお問い合わせ下さい。

なお、会員の皆さんにご自分の会費納入状況を知っていただくために、封筒の宛名シールの下部に会員個人の会費納入状況を示した記号列を印字してあります。6, 7, 8, 9 という数字は、それぞれ 1996, 1997, 1998, 1999 の各年度分の会費が未納であることを表わします。例えば、「***」は99年度分が未納であることを、「*7*9」は97年度分と99年度分が未納であることを示しています。数字が括弧に入っている場合は、その年度について不足があることを表わします(例:「***(9)」)。また、「[5t]」などは未納金の総額です。t (= thousand) がゼロ3つの役目を果たします。この場合、未納金の総額は 5,000円ということになります。従って、例えば通常会員の方について「*6*9 [7t]」のように印字されている場合は、「97年度分と99年度分が未納で、総額が 7,000円である」ということを意味します。なお、この情報は7月20日現在のものであります。御入金と行き違いになりました節はお許し下さい。会費に関するお問合わせは事務務局会計担当の横谷輝男までお願いいたします。

『音韻研究』の購入方法

『音韻研究』は、年度内に会費を納めた方には、無料で一部配布いたしますが、学会から配布される一部以外に希望する会員は一部定価(本体) 3619円のところ3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。また、日本音韻論学会の前身である音韻論研究会による編集の『音韻研究--理論と実践』についても、定価(本体) 3495円のところ3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。ともに、御自身で直接開拓社にお申し込みください。この際、送付先、氏名、必要な号の番号、必要部数と共に日本音韻論学会の会員であることをはっきりとお示しください。折り返し、開拓社より、出版物と振込用紙が送られることになっています。上記会員特別価格は、変更される場合もあります。ご注意ください。詳しくは、開拓社にお問い合わせください。

   開拓社『音韻研究』係
   〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5
   電話 03-3265-7641  FAX 03-3265-2989

日本音韻論学会メーリングリストの開設

日本音韻論学会では、会員間の情報交換のための電子メールによるメーリングリストを開設しております。1998年3月の中頃から運用開始いたしましたが、現在のところ、利用が滞っています。参加をご希望の方は、電子メールで日本音韻論学会事務局(本間猛honmat@st.rim.or.jp)まで、お知らせください。その他ご質問なども上記のアドレスにご連絡ください。以前、参加を申し込まれた方で、事務局からの返答が得られなかった方は、事務局の手違いで、登録が済んでない可能性があるので、申し訳ございませんが、お心あたりの方は、再度、ご連絡お願いいたします。

資料1 -- 1998年度事業報告

1998年
5月 5日(火) Newsletter 第2巻第1号(通巻4号)発行
5月 8日(金) 『音韻研究第1号』配布
6月19日(金) 第3回理事会、第3回研究発表会・総会(於東京、青山学院大学)
8月10日(月) Newsletter 第2巻第2号(通算5号)発行
             (研究発表会・総会の報告、名簿、
              音韻論フォーラム1998プログラム他)
9月 3日(木)〜5日(土) 音韻論フォーラム 1998(於神戸大学)
10月 6日(火) Newsletter 第2巻第3号(通算6号)発行
              (秋の講演会・フォーラムの報告他)
11月 6日(金) 第4回理事会(於仙台)(会則改訂他)
11月 6日(金) 第4回研究発表会・公開講演会(於仙台)

1999年
3月6日 Dr. Anderson 講演会 (東京都立大学との共催)
3月『音韻研究第2号』発行

資料2 -- 1998年度事業計画(案)

1999年
4月20日(火) Newsletter 第3巻第1号(通算7号)発行 
         (研究発表会・総会の報告、名簿他)
6月18日(金) 第5回理事会 第5回研究発表会・総会
7月20日(火) Bruce Hayes 博士講演会(於慶応大学)
7月下旬 Newsletter 第3巻第2号(通算8号)発行 
         (音韻論フォーラム1999プログラム他)
9月2日(木)−4日(土) 音韻論フォーラム 1999
          (於東京都立大学)(第6回理事会も行なう)
9月中旬 Newsletter 第3巻第3号(通算9号)発行
2000年
3月下旬 『音韻研究第3号』発行
__________

日本音韻論学会事務局

(Internet 版では、個人情報保護等の目的で住所等を伏せました。ご連絡は、電子メールでお願いいたします。会員の方は会員名簿等をご参照ください。)

本間猛(ホンマタケル) e-mail:honmat@st.rim.or.jp(or.jp のままなのでくれぐれもご注意を)

横谷輝男(ヨコタニテルオ) e-mail: veb00317@nifty.ne.jp

田中伸一(タナカシンイチ) e-mail: tanaka@lang.nagoya-u.ac.jp

__________

Phonology Calendar について (お願い)(再掲)

事務局では、Phonology Calendar をより役に立つものにするために、皆様からの情報をお待ちしております。学会の規模を問わず、音韻論に関連のある国内外の学会、集会、講演会などご存知の方は、事務局まで御一報ください。

__________

日本音韻論学会 Newsletter Home Page に戻る

Mail button E-mail:honmat@st.rim.or.jp