月刊YMMプレイヤー連載「ハードロックギター・ワークショップ」

〜和嶋慎治氏によるハードロック・ギター奏法講座〜


1993年 月別インデックス


斜体の月は調査中です。
赤色の文言は引用です。


 
● 4月号
タイトル クォーター・トーンについて(初めまして、人間椅子の和嶋です)
本  文 皆さんはギターを弾いていて、指の筋が攣ったことがあるだろうか。
・和嶋氏、青森のライヴ中、指が攣った事
・和嶋氏、機材搬入時にギックリ腰になった事
・新連載にあたり自己紹介
・ハードロック講座三つの心構え
 −タッピング禁止
 −スウィープ厳禁
 −アームアップ御法度

・クォーター・トーン(q.t.)の定義
・譜例によるq.t.の実技解説
・結語
よし、来月はグッと方向性を変えてデス・メタルの話……はやっぱりできないよなあ。
譜  例 1.フリー「オールライトナウ」(間奏の頭部分)
2.S.レイ・ヴォーン「スカットル・バッティン」
3.フレディ・キング「スウィート・ホーム・シカゴ」
  (ソロ二廻り目サブ・ドミナントに入ってからの部分)
図  表 なし
写  真 スタジオにてギターを下げアンプにもたれる和嶋氏
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● 5月号
タイトル 静かな陶酔を垣間見たのだった

詳細は調査中。ご存じの方、メールいただければ幸いです。
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● 6月号
タイトル おかえりなさい、ギブソン社SGさん
本  文 バンドブームが終わったんだなあとヒシヒシと身にしみて感じるのは、金が無くなった時である。
・和嶋氏、ギブソンSG質入れの決心をする事
・原価22万円を2万円で質入れの事
・ギブソンSG請けだし、奇跡の生還の事
・ギブソンSGの来歴
・SGプレイヤーの奏法解説(譜例参照)
・結語
あのジミヘンもクラプトンも、ジョージ・ハリスンもピート・タウンジェントもジョニー・ウィンターも皆が一度は手にしたSG、本当に素晴らしい楽器です。
譜  例 1.アンガス・ヤング
2.トニー・アイオミ
3.ブルー・オイスター・カルト「ゴジラ」(オブリ・フレーズ)
図  表 なし
写  真 無事帰還を果たしたギブソン社SG '62 Re-issue モデル
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● 7月号
タイトル 演奏スタイルの検証と分析
本  文 今朝、目が醒めたら、妙に左膝が痛い。すわ、これは壊疽にでもなったかと思いきや、よく考えてみると昨日ライヴに出てきたからだ。
・筋少ライヴ、内田椅子の事
・テレビの中の人でロックに開眼〜「もんた&ブラザーズ」
●マイクスタンド編
・J.レノン、G.シモンズ、J.ヘットフィールド、レミーを例に考察
●ストラップ編
・J.ペイジ、R.ブラックモアを例に考察
●プログレ派を目指す君に
・R.フリップをを例に考察
 ここで真のロッカーたらんとする君は、ヘヴィメタルとブリティッシュ・ハードロックとプログレをアウフヘーベンし、メタリカ姿勢と低いギターでこのフレーズに挑戦してみよう。
譜  例 もんた&ブラザース「ダンシング・オールナイト」
キングクリムゾン「太陽と戦慄 Part I」
図  表 なし
写  真 1.ガニ股スタイルのジョン・レノン
2.ジョン・レノン=ガニ股スタイルを継承したジーン・シモンズ
3.ジョン・レノン=ガニ股スタイルの最終形ジェイムス・ヘットフィールド
4.高いマイクスタンドで唄うモーターヘッドのレミー
5・興がのるとストラップがねじれるリッチー・ブラックモア
6・椅子に鎮座し演奏するロバート・フリップ
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● 8月号
タイトル 必殺!裏ワザ特集
本  文 ちょうど今頃は梅雨の真っ最中と思われますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ギターの手入れを怠って、黴など生やしていませんか?
・テーマ:古典的演奏テクニックの見直し、基礎的動作の確認
・執筆中、突然襲った地震でわきおこるカタストロフィーの予感
●ピッキングについて
・ハードロック・ピッキング(例.ジミー・ペイジ)
・ソロ用ピッキング(例.エース・フレーリー)
●フィードバックについて
・ハウリング対策と基本
●これぞアナクロ、スイッチング奏法
・スイッチング奏法の概要
・和嶋氏考案のスイッチ解説
速弾きから有り難みが消えて久しいが、この夏は何やら速スイッチング奏法がもてはやされそうな気配である。(……ってなったらいいなァ)
譜  例 ・キッス「ファイアー・ハウス」(ソロ出だし部分)
図  表 1.弦に対するピックの角度
2.フィードバックにおける弦の押さえ方
3.スイッチング奏法用スイッチの構造
写  真 ・これが僕の演奏スタイルの解答だ!
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● 9月号
タイトル 夏休み特別企画 −夏は自宅で自作しよう−
本  文 いやー、暑い、暑い、やっぱり東京の夏は暑いのだ。僕が田舎の青森から上京してきてはや十年になんなんとしているが、この都会の猛暑には慣れるというものではない。
・東京の夏の事
・テーマ:ギターの改造・工作
●その1、ファズを自作しよう
・第二次自作ブーム到来?
・ファズ・ボックスの製作(図1参照)
・和嶋氏製作「弁当ファズ」(写真1参照)
・弁当ファズ試奏の事
●その2、ギターに絵を描こう
・和嶋氏のクリムト・ギター紹介
・ギターのペイント工程
どうです、描きたくなってきましたか? さあ、君もこの夏は自宅でギターとアバンチュールだ!
譜  例 なし
図  表 1.ファズの回路図
2.ギター・ペイント工程 ペーパーかけの仕方
写  真 1.「ファズ弁当」表面と裏面
2.クリムトの絵柄をあしらった和嶋氏のユニーク・ギター
撮影/鈴木研一氏
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●10月号
タイトル 時間を止めた男
本  文 いうまでもなく雑誌の記事というものは、それが掲載されている時点より半月〜一ケ月ほど前に書かれているわけで、その際、書き手側としては近未来を予測しながら書かねばならないのであった。
・先月号「暑い」発言の弁明
・テーマ:僕の近況報告
・7月30日人間椅子の後楽園ライヴの事
・同ライヴ企画ものコーナー<光にちなんだ曲>特集
 −ストーンズ「2千光年の彼方に」
 −UFO「ライツ・アウト」
 −ナザレス「ライト・マイ・ウェイ」
 −ドアーズ「ハートに火をつけて」(譜例1)
 −レインボウ「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」
・8月25日ハードロック・ルネッサンス(日比谷野音)出演の事
・同ライヴ用バンド・メンバー
 −Gt.和嶋氏
 −Ba.内田氏(筋肉少女帯)
 −Dr.大田氏(筋肉少女帯)
 −Vo.ローリー寺西氏、デーモン小暮閣下
 −Kb.永川氏(アースシェイカー)
・同バンド演奏曲
 −ツェッペリン「ロックン・ロール」
 −キッス「ラヴ・ガン」
 −ブラック・サバス「チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ」
 −カルメン・マキ&OZ「私は風」
・アルバム『羅生門』の事
・同アルバム未収録曲「時間を止めた男」の由来
・「時間を止めた男」未収録に至る経緯
皆さんも歌とギターの両方を担当したい、というのであれば、文武両道歌ギター両道、どちらの道にも邁進していただきたく思う。時間を止めた男とならないためにも。
譜  例 1.ドアーズ「ハートに火をつけて」(イントロ)
2.カルメン・マキ&OZ「私は風」(間奏)
図  表 なし
写  真 Marshall アンプにうつるギターを下げた和嶋氏の影
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●11月号
タイトル ギター・ソロの作り方 〜その1〜
本  文 僕がこの講座を担当させてもらうようになってから、もうかれこれ半年ぐらいが経ちました。おかげ様でこの頃では、励ましのお便りも何通か戴けるようになりました。
・テーマ:ギター・ソロの組み立て(読者からの要望を採用)
●ギター・ソロの類型
・スタイルの四類型の解説(図1参照)
        思考型
    破壊型  +  構築型
       無念無想型
       (手癖型)

・類型相関から見たロック・ギター四天王
 −ジミー・ペイジ   (思考/構築型)
 −トニー・アイオミ  (構築/手癖型)
 −ジョニー・ウィンター(手癖/破壊型)
 −ロバート・フィリップ(破壊/思考型)
一口にギター・ソロといっても千差万別、その人がどんなスタイルを目指すかによって、おのずと作り方も違ってくる。
●ギター・ソロの構成
・ソロを三分割しての把握
 −導入部/飛躍部/完結部
 −入学/学園生活/卒業(中学・高校の三年間を類推)
いずれにしろ重要なのは、いかにこの三年間をメリハリをもって弾き分けるか、という事であろう。
・音程と速度の組合わせ
 −音程:低/中/高
 −速度:速弾き/遅弾き
 構成/音程/速度の順列組合わせで216通りのソロが可能
●効果的なギター・ソロ
・唄→間奏の転換時のフライング(図2参照)
・コード・チェンジのフライング(図3参照)
・ソロの入口部分に多用される王道フレーズ(譜例1)
それでは次回も引き続きギター・ソロの作り方について−−。待て、次号!
譜  例 1.若貴フレーズ
図  表 1.ソロにおけるギタリスト分布図
2.ギター・ソロの類型
3.効果的なギター・ソロ
写  真 なし
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●12月号
タイトル ギター・ソロの作り方 その2
カヴァーデイル・ペイジ来日記念「天国への階段」ギター・ソロ 完全解析

詳細は調査中。ご存じの方、メールいただければ幸いです。
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