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筋肉少女帯のギタリスト、橘高文彦の本。
雑誌「PLUM」(すでに廃刊)の1コーナーを編集したもの。1990年の12月号の対談で和嶋氏が登場し、この時の対談が収録されている。
内容は、筋肉少女帯との相似性、エフェクターを使わないシンプルなサウンド構築、ボトルネックのコレクション、など。伝統芸能ロックというジャンルを確立したい、ということで意見が一致。
また、和嶋氏についての情報として、当時(1990年)ギター・アンプはレンタルだった(マーシャルの50Wか100Wか迷っていた)、使用弦はダダリオの.009のセット、最初に衝撃を受けたアルバムはディープ・パープルの『マシン・ヘッド』、「曲を作るときに、自分のルーツのバンドのフレーズをちょこっと入れる」などの談話が披露されている。
最後に、お互いについての短文が寄せてあり、和嶋氏は「橘高文彦君について」という題で、「ダンディー」というあだ名の、顔も頭もよくギターも上手い、非の打ちどころのない中学の同名の同級生と似ていることから、橘高氏は実は彼と同一人物だった、という説を提唱。
対して橘高氏は、日本人的なオーラを感じる、「血を吐いて死にそうな文芸作家のようなムードを持っている」ギタリストと称賛。
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