1998. 8. 1
  1 . THE ROCKAFELLER SKANK 
  2 . ENDLESS SUMMER NUDE 
  3 . NO WOMAN NO CRY 
  4 . YOU AND I 
  5 . HOME SPIN RERUN(CORNELIUS REMIX) 
  6 . COOL,COOL WATER 
  7 . TONIGHT,TONIGHT 
  8 . REAL LOVE 
  9 . CAN'T GET ENOUGH OF YOU 
10. 欲望 
11. ANOTHER MAN 
12. SOUL GLOW 
13. STEAL AWAY  | 
アルバムにはどうやら入ってないナンバーらしいんですけどね。
夏はこういうのいいね。ハマりますね。
片寄くん;お待たせしました、ここで今日のお客様をご紹介しましょう。UKからのお
客様、9月9日にリミック
  ス・アルバムをリリースする、ザ・ハイ・ラマズのショーン・オヘイガンさんで
す。
  どうも、はじめまして。
シルビアさん;ようこそ。
オヘイガンさん;来れて光栄です。
片;日本は初めてなんですか?
オ;そうです。
片;どうですか、印象は。
オ;もうすごい楽しんでます。UKと似ているところもあるしカルチャー・ショックを
受けるところもあります。
片;何かレコードショップに行ったきり帰ってこなかったことがあるってスタッフの
方にきいたことがあるんで
  すけど。
オ;インタビューからなるべく離れよう離れようとしてね。日本はレコードを買うに
は最高なところなので、こ
  れからもいろいろまわろうと思ってます。
片;インタビュー嫌いってのは僕も一緒だね。
オ;もうちょっと違う仕事についたほうがいいんじゃないかな。
片;あ、ほんと、すいません。(笑)ハイ・ラマズではね、僕、初めて聴いたのは彼
がマイクロディズニーって
  いうバンドをやってたころから知ってたんですけど。
オ;ああ、それはずっと昔のことだからな。
片;でも、ハイ・ラマズがマイクロディズニーのメンバーがやってるバンドだとは全
然知らなくて。で、ビーチ
  ・ボーイズの影響を受けてるバンドだなって思ったんだけど、そういうバンドは
他にもたくさんいっぱいい
  たんだけど、例えばルイ・フィリップとか。だけど、僕はいまひとつ好きになれ
なかったんだね。でも、ハ
  イ・ラマズだけはすごくね、なんか、例えば70年代、60年代後半から70年代にか
けてのビーチ・ボーイズ
  のフィーリングってのかな、それを感じることができて、それですごく好きだっ
たですね。
オ;レコーディングのやり方を今回違うふうにしたんで、もしかしたらそういうとこ
ろからビーチ・ボーイズ・
  サウンドが入ってるのかな。80年代、90年代はすごくベースを主にやっていて、
そういうのを全部取り払っ
  てレコーディングをしたんで、そういうのが、共感するところなんじゃないかな
。
片;僕なんかもすごく、中学校2年生くらいん時から、ビーチ・ボーイズの『スマイ
ル』のブートレグ・アルバ
  ムを聴いてたような少年だったから、ハイ・ラマズ初めて聴いたときはフラッシ
ュ・バックするような感じ
  だった。
オ;なんて言っていいかわからないな。
片;来月9日にはリミックス・アルバムをリリースしますってことなんですけど、僕
まだこれ聴いてんですよね。
  このアルバムには僕も友人であるんですけども、小山田圭吾くんのコーネリアス
や、キット・ロコ、これも
  僕大好きなバンドなんですけどね、日本、フランス、ドイツ、アメリカ、イギリ
スからの6人のリミキサー
  による、全部で8曲が収められてますが、今流れてるのが、キット・ロコによる
「***リミックス」なんで
  すけどもね。キット・ロコも大好きですけど、友人でもある小山田くんなんかに
ついてはどう思いますか。
オ;ケイゴ? 彼は最高に頭がいいやつ。昨日、初めて会ったんだけど。前に短かっ
たけど、オースティン・テ
  キサスの方で会ったことがあったんだけど、いろいろ音楽のことやら話したんだ
けど、同じ道をたどってき
  た人がいて、僕は一人きりではないんだなというふうに思えた。
片;それが音楽の素晴しいところですよね。
オ;そうだね。
片;今回のリミックス見てて、まだこれ聴いてないんだけど、ジム・オローク、僕も
大好きなミュージシャンな
  んですが、彼の「ミニ・マネージメント」僕、この曲すごい好きで、『Nomads.e
p』からの曲だよね、この曲
  すごい好きだから、これが楽しみなんですけど、ジム・オロークはどんな感じで
した?
オ;彼はクレイジーだよ。だいたいミュージックシーンの中で10年くらいがんばって
る人だけど、もうメロディ
  アスで、すごくクレイジーで素敵だね。
片;それでは早速そのリミックス・アルバムから一曲おとどけしましょう。
5. HOME SPIN RERUN(CORNELIUS REMIX) THE HIGH LLAMAS
片;今日遊びにきてくれえるショーンさんはかなりのアナログ・コレクターというこ
とですけど、今日もスタジ
  オにいくつかアルバムを持ってきてもらったんでね。
シ;わざわざイングランドから持ってきていただいたということで。
片;日本で買ったのもあるらしいんだけど、何曲かかけてもらおうよ。
オ;これはマーカス・***(?)。
シ;これは日本で買ったんですか?
オ;日本で買いました。イングランドではCDでは買えるけど、アナログでは買えない
んだ、、、、もうちょっと
  するとまたビートがすごくなってくるんだ。
片;マーカス・***(?)。
オ;ブラジル人だよ。すごいライターとしても才能があるんだ。
片;僕、1枚CD持ってるけど、これは持ってない。彼が好きそうだね。他にもかけて
くれる?
オ;これはエニー・モリ・コーニ(?)という人の曲です。
片;何かのサントラかな。
オ;そうだね。
シ;いいですね、またこういう雰囲気も。
片;ナイス・ストリングス。
オ;ひとついいアイディアがあったら、このように流し続けるってのもいいアイディ
アだと思います。
片;ショーンさんは譜面はかけるんですか?
オ;ほんとに自分でかくときはゆっくりかいて、ストリングスは特にゆっくりかいて
、かいたものをピアニスト
  のマーカスに見てもらってアレンジしてもらってるよ。
片;僕らもストリングス、、、ハイ・ラマズってストリングスが重要な要素があると
思うんだけれども、GREAT 3
  もストリングス使いたいんだけど、自分で譜面かけないから怖くて、日本のクラ
ッシック・ミュージシャン
  に頼むのもどうかと思うから、一度も使ったことがないんだけれども、いつか頼
んでみたいな。
オ;そういうのをやるときは怖がらずにやるしかないよ。コードはみんな一緒だから
、どこにチェロとか、何が
  くるかわかってればなんとかなるから、怖がらずにがんばって。
片;わかりました。でも、いつか僕のもアレンジしてください。
オ;ほんとにやってほしいんだったら、いつでも引き受けるよ。チャレンジだけどが
んばるよ。
片;なんか、今日、ライブが決まってるみたいなんだけど、、、もう一曲フレンチ・
ソングをかけながら、告知を
  しましょう。
  10月に初来日公演が決定してますね。東京公演の日程は10月29日(木)30日(金
)、、、いいね、この曲
  、、、渋谷のクラブクアトロ、チケットの発売日は9月9日、お問い合わせ先は
03-5466-0777、クリエイ
  ティブマン・プロダクションまでお願いします。僕はもちろん行こうと思います
けど。ライブはどんな感じ?
オ;今回は6ピースでやって、3人がボーカリストとして参加します。フェンダー・
ローズ、エレクトロニック、
  いろいろなものを組み合わせてやります。
片;それじゃ絶対いったほうがいいね。チケットの発売は9月9日ですね? あ、ご
めん、9月5日、間違ちゃ
  った、、、これは即完売するような気がしますね。質問のファックスもきてたん
ですけど、時間がなくなっ
  てしまって、ショーンさんのリクエストにこたえたいなと思います。その曲をき
きながらお別れしたいと思
  います。今日は本当にありがとうございました。
オ;ビーチボーイズをリクエストします。最近もビーチボーイズは聴いてますか?
片;毎日、毎日。じゃ、曲紹介お願いします。
(質問 北海道のおすすめおしえてください。)
北海道って女の子が一人で歩いても危なくない唯一の街じゃないかな。夜は寒いから
一枚上着を持っていったほうがいいよ。
これはなつかしいですね。メアリー・J・ブライジは新しいライブアルバムが出てま したね。この曲もやってたよ。なかなかかっこいいアレンジになってましたね。
 先週、何持ってきた、佐野さん。
(あやうくですね、あ、片寄さん負けてるかな、、と、、、そうだ、THE INCREDIBLE
STRING BANDを持ってきてくれたんですけど。)
 知らないや、俺。
(なんか佐野さんって感じでした。)
 負けないようにしましょうね、今日ね。
(コーナー取られてしまうんじゃないかと思ったんですけど。)
 やですね。
(今週挽回していただいて。)
 はい、わかりました。
 今日持ってきたのはですね、これ、シングル1枚だけ出ている人なんですけど、今
かかってるのはシングルのB面だね、のほうをかけさせてもらってますけどね。70年
代にインヴィクタスっていうレーベルがあったんですよ。で、このレーベルはどうい
うレーベルかといいますと、60年代にモータウンって知ってるでしょ、シュープリー
ムス、ダイアナ・ロスとシュープリームスとか4トップスとかいろんな人がヒットと
ばしてたレーベル、スティーヴィー・ワンダーとかもいたんだけど、彼らの曲を一手
に書いてたね、ホーランド=ドジャー=ホランドっていうチームがあったのね、作曲家
チームが。今でいう日本だと小室さんみたいなもんですよ。書く曲、書く曲大ヒット
してたんだけれども、その3人組が、モータウンからある日70年代に抜けて、突然、
こう、まあ、反旗を翻したんですか、独立しましてね、そこからハニーコーンとかい
いグループがいっぱい出てきてて、で、アルバムとしても優秀なものがいくつもあっ
たんだけど、やっぱりどうなのかな、モータウンからプレッシャーがあったのかどう
かわかんないけど、結局潰れてしまったんだね、そのレコード会社は。なんだけどね
、その中でもね、この一曲は名曲じゃないかなと僕思うんですけれども、そのインヴ
ィクタスの隠れた名盤ですね、シングルが一枚出てるだけです。聴いてください、74
年のナンバーです。
9. CAN'T GET ENOUGH OF YOU TYRONE EDWARDS
もう、聴いてわかるように、彼らの作った曲って感じでしょ、ホーランド=ドジャ ー=ホランド。シュープリームスが歌っててもおかしくない曲だよね。こういうふう に一枚だけで消えていってしまったアーティストもね、たくさんいるわけで。まあ、 アルバム出してほしかったですけどね。もしかしたら録音してる可能性とかもあるん だよね。そういうの発掘していただけるとうれしいんですけどね。
こないだ一緒にライブやったんだけどね、やっぱりいい奴らでしたね、なかなかね 。ライブもすごくよかったですよ。新しいアルバムのサンプルもらったんだけど、す ごいいいアルバムだったからね、また番組に遊びに来てもらいたいなと思いますけど ね。
この曲はコンピレーションでね、『グルーヴ・ゾーン・セクター2』というコンピ レーションに収録されてるみたいですね。
(ブリッツもよかったが、このビデオもよかった。)
よかった? これね、言葉でうまく言えないんだよね、とにかく僕らのこと嫌いにな
らないでほしいなって思うんだよね。僕のアブラののった身体がよく見れるんじゃな
いかなと思いますけどね。